自転車型トレーニング器具
受付番号:2021158
目的
自転車型トレーニング器具を使用中、突然サドルが折れたため転倒し、頸椎(けいつい)を痛めた。商品に問題がないか調べてほしい。
テスト結果の概要
苦情品のサドルフレームには使用者の体重が引張力として加わり、下部フレームとパイプ状部品の溶接止端部に応力が集中し、亀裂が発生、進展した結果、破断に至った疲労破壊であったと考えられた。また、溶接の熱影響により、パイプ状部品の硬さの低下が影響した可能性も考えられた。なお、苦情同型品のサドルフレームを用いた耐久試験で破損等の異常は見られなかったことから、苦情品の単品不良の可能性も考えられるが、バックシートやバックハンドルを備える当該商品では、自転車のシートポスト以上に大きな負荷がかかる可能性も考えられた。