独立行政法人国民生活センター

検索メニュー

×閉じる

現在の位置:トップページ > 注目情報 > 商品テスト > 相談解決のためのテスト > 自転車型トレーニング器具

ここから本文
[2022年9月:公表]

自転車型トレーニング器具

受付番号:2021158


目的

自転車型トレーニング器具を使用中、突然サドルが折れたため転倒し、頸椎(けいつい)を痛めた。商品に問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品のサドルフレームには使用者の体重が引張力として加わり、下部フレームとパイプ状部品の溶接止端部に応力が集中し、亀裂が発生、進展した結果、破断に至った疲労破壊であったと考えられた。また、溶接の熱影響により、パイプ状部品の硬さの低下が影響した可能性も考えられた。なお、苦情同型品のサドルフレームを用いた耐久試験で破損等の異常は見られなかったことから、苦情品の単品不良の可能性も考えられるが、バックシートやバックハンドルを備える当該商品では、自転車のシートポスト以上に大きな負荷がかかる可能性も考えられた。