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[2019年7月17日:公表]

海水浴での「フロート使用中の事故」に気を付けましょう!

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文[PDF形式]」をご覧ください。

 夏休みに、海水浴に出かける方も多いのではないでしょうか。子どもが海で使用する遊具には、浮き輪やフロートなどがありますが、フロートは、風による影響を特に強く受ける遊具です。

 海上保安庁によると、平成30年中の事故の中には、フロートに乗った子どもが陸からの風により沖に向かって流された事例が複数見られ、中には、4歳児が溺れて中等症になった事故も発生しました。

 フロートに乗って、一度、子どもが流されてしまうと自力で帰還することは難しく、すぐに発見されなければ死に至ることも考えられ、大変危険です。

図.フロートのイメージ(左:海洋生物型、右:鳥型)
フロートのイメージイラスト図


フロートへの風の影響のテスト結果

 フロートへの風の影響を明らかにするために、対象年齢が3歳以上のサーフ型、フロート海洋生物型、フロート鳥型の3種類をテスト対象商品として、3・4歳相当の幼児ダミー人形(身長約100cm、体重約15kg)を乗せてテストしました。

  • テスト用プール(変動風水洞)において、風(風速3・6・10m/sの3条件)を当て、テスト対象商品に加わる力を調べたところ、3条件全ての風速でフロート鳥型に加わる力が最も強く、風速10m/sの場合、最大で5.94kgfでした。
  • テスト用プール(変動風水洞)において、風(風速3・6・10m/sの3条件)を当て、テスト対象商品が漂流する速度を調べたところ、いずれの条件でもフロート鳥型の漂流速度が速くサーフ型及びフロート海洋生物型の2倍以上の速度(0.64〜1.37m/s)でした。
  • 風の影響を最も受けることが分かったフロート鳥型について、幼児ダミー人形を乗せた状態で海水浴場の海岸から約5mの位置に設置し、風によりどのように漂流するのかをテストしたところ、風速2〜4m/s程度の風が断続的に吹いている状態でフロート鳥型が漂流した場合には、約0.6m/s(2.2km/h)で漂流しており、救助者が水に入って駆け寄っても、水深が増すにつれて移動速度が遅くなり追いつけないことがありました。

消費者へのアドバイス

 海で楽しくフロートで遊ぶために、主に以下のことに注意しましょう。

  • フロートの対象年齢を確認しましょう。
  • 保護者はフロートに乗った子どもから目を離さない、手を離さないようにしましょう。
  • ライフジャケットを正しく着用させましょう。
  • 遊泳可能な海水浴場で使用しましょう。
  • 風の強い日は使用を控えましょう。
  • 立ったり座ったりするときは慎重にさせ、取っ手がある場合は、しっかりつかまるように教えましょう。

動画

動画イメージ写真 海水浴での「フロート使用中の事故」に気を付けましょう!
動画:海水浴での「フロート使用中の事故」に気を付けましょう!


本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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