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[2018年9月6日:公表]

硬化時に発熱してやけどを負ったジェルネイル(相談解決のためのテストから No.123)

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文(PDF)」をご覧下さい。

 消費生活センター等の依頼に基づいて実施した商品テスト結果をご紹介します。

 「通信販売で購入し、初めて使用するジェルネイルを硬化させるため、LEDライトを照射したところ、1、2秒で異常に熱くなり爪をやけどした。やけどする温度になるか調べてほしい。」という依頼を受けました。

 当該品は紫外線により硬化するジェルネイルで、硬化させるためのLEDライト(紫外線)が付属した商品でした。

写真 爪を模したネイルチップにジェルネイルを塗っている様子
ジェルネイルを塗っている写真。爪を模したネイルチップに刷毛でジェルネイルを塗っている。

 ネイルチップの半分にジェルネイルを薄く塗付し、残りの半分に厚く塗付してからLEDライトを照射し、この際のネイルチップの様子を熱画像装置で観察しました。

 テストの結果、厚く塗布した側のほうが、LEDライトを照射した直後から急激に発熱が始まり9秒後には最高温度となりました。照射開始後30秒が経過しても高い温度を維持していました。

 また、厚く塗付した場合の硬化する際のネイルチップの裏側の温度を調べてみると、60〜65℃に達することが確認されました。

 やけどにいたる温度は、一概には言えませんが、「ISO 13732−1 温熱環境の人間工学−表面接触時の人体反応の評価法−」に、「プラスチック、木材の表面に1分接触時の熱傷閾値は60℃」と記載されていることを参考にすると、厚く塗付した場合はやけどにいたる可能性があると考えられます。

 なお、当該品の添付書類、販売サイトにおいて、厚く塗付すると硬化時に高温になることについての表示は見られませんでした。

 同様の事故の再発防止のため、やけどに関する注意表示を追加するなど、何らかの改善が望まれました。

 依頼センターがテスト結果を事業者に説明したところ、今後販売サイトや商品の添付書類に硬化時の発熱に関する注意表示を行うとの報告がありました。なお、販売サイトを確認したところ、硬化時の発熱に関する注意表示が追加されました。



本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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