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[2016年7月21日:公表]

点火ボタンを放しても火が消えなかった多目的ライター(相談解決のためのテストから No.99)

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文(PDF)」をご覧下さい。

消費生活センター等の依頼に基づいて実施した商品テスト結果をご紹介します。

 「多目的ライターの点火ボタンを放しても火が消えず吹き消した。その後、1週間もたたずに、ガスがなくなった。商品に問題がないか調べてほしい。」という依頼を受けました。

 当該品は、ろうそく、線香、花火など多目的用途の点火に使用する多目的ライターでした。外観を調査したところ、本体にはガスが漏れるような破損や熱変形などはありませんでした。また、ガスを放出する部品(バーナーバルブ)や、点火ボタンに連動してガスの開閉を行う部品の周辺には、ガスが漏れるような異物も挟まっていませんでした。なお、中身のガス(液体燃料)は空でした。

 同型品20個について消費生活用製品安全法に基づく「消火試験」を行いましたが、いずれも基準を満たし問題はありませんでした。また、新たに同型品20個について、点火・消火操作を繰り返し10回行い、室温下でそのまま2週間放置しましたが、当該品のように中身のガスが空になることはありませんでした。

 当該品を分解観察したところ、本体内部にもガスが漏れるような破損や熱変形などはありませんでした。しかし、バーナーバルブ下部のゴムパッキン(ガス開閉弁の役割を持つゴムパッキン)の表面には、金属状の物質が一部に付着しているとともに、プラスチック状の物質が全面に付着していました。

 以上のことから、当該品は、ゴムパッキンの表面に異物が混入して付着したことが原因で、消火しなかったとともにガスが漏れたと考えられました。なお、ゴムパッキンは本体内部の箇所にあり、外部から異物が混入する可能性が極めて低いことから、異物は製造工程中に混入したものと考えられました。

 依頼センターがテスト結果を販売者に説明したところ、今回の事例を部品メーカーに通達して注意喚起するとともに、製造者には製造工程中に消火不良の製品が発見された場合には原因分析をした上で、部品メーカーに改善対策を求めて同様の不具合が発生しないよう指導するとの報告がありました。



本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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