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[2009年8月6日:公表]

調理器具の安全性 その2「スライサー」

 スライサーは、野菜をスライスするために使用する調理器具である。国民生活センターには「きゅうりをスライスしていたら、右手人差し指を3針縫うけがをした。構造上問題がないか調べてほしい」というテスト依頼のあった事例を含め、危害情報システム(注)には2004年度以降2009年度(2009年5月末登録分)までに、スライサーで手指にけがを負うという事故事例が計292件寄せられている。中には、「きゅうりをスライス中に、右手小指の先端を切り、爪が剥がれて、人工皮膚を移植した」という深刻な事例もあった。

 これまで国民生活センターではスライサーを使用する際の手指のけがの危険について情報提供を行ってきたが、現在も事故が後を絶たない。そこで今回は、スライサーについて手指のけがの危険性に着目したテストを行い、スライサーの安全な使用方法をあらためて消費者へ情報提供することとした。

 今回は、平刃タイプ(片刃)6銘柄、平刃タイプ(両刃)1銘柄、V刃タイプ2銘柄、計6社9銘柄をテスト対象とした。

(注)商品やサービス等により生命や身体に危害を受けたり(危害情報)、そのおそれのある情報(危険情報)を全国の消費生活センター及び危害情報収集協力病院からオンラインで収集・分析し、消費者被害の未然防止・拡大防止に役立てることを目的として作られたシステム。


テスト結果

たわみによる危険

 スライサーは刃が露出している構造のため、そもそも危険なものであるが、たわみが大きいものは持っている野菜がより早く小さくなり、手指が刃に近づきやすくさらに危険であった。

たわみに関するモニターテスト

 プレート中央のたわみが大きかった1銘柄は、「思ったよりも持っている野菜が早く小さくなった」と回答した人が最も多かった。

安全ホルダーの使用性

 小さくなった野菜をスライスする際に使用する安全ホルダーは、野菜の種類や大きさによってはうまくスライスできなかった。



消費者へのアドバイス

  • スライサーも刃物であることを十分認識して使用する。
  • スライス中はスライサーから目を離さない。


業界への要望

たわみが大きいものは、より小さくなるように改善を要望する。



情報提供先

内閣府 国民生活局 総務課 国民生活情報室
経済産業省 商務情報政策局 商務流通グループ 消費経済政策課
経済産業省 商務情報政策局 商務流通グループ 製品安全課




本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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