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[2006年6月22日:公表]

大豆イソフラボンを多く含むとうたった「健康食品」

目的

 食品安全委員会による大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の中で、特定保健用食品としての大豆イソフラボンの安全な一日上乗せ摂取量の上限値が設定された。「健康食品」注)も特定保健用食品同様、多量かつ継続的な特徴が想定されるため、大豆イソフラボンを多く含むとうたった、錠剤又はカプセル状の「健康食品」について、大豆イソフラボン量を測定し、食品安全委員会が設定した安全な一日上乗せ摂取量の上限値を超えるものがないか調べることとした。また、食品安全委員会の安全性評価に関連した対応について、事業者にアンケート調査を実施した。
 注)本テストに限り、「健康食品」は、いわゆる健康食品の他、一部栄養機能食品を含む。



結果

  • テスト対象24銘柄中14銘柄に「一日上乗せ摂取量の上限値」を超える大豆イソフラボン(アグリコン換算)が含まれていたが、事業者アンケートの結果から、大豆イソフラボン量を変更する動きがあることが分かった
  • 大豆イソフラボン量が表示量より著しく少ない銘柄があった
  • 大豆イソフラボン、たん白質、カルシウムのバランスは大豆食品と大きく異なり、大豆食品の代替とはならない
  • 現状では、食品安全委員会が指摘した内容に関する注意表示がない銘柄が多かったが、事業者の中には、注意表示の変更を検討する動きがみられた
  • 栄養表示基準における表示の不備がある銘柄があった


消費者へのアドバイス

  • 大豆イソフラボンを多く含むとうたった「健康食品」の長期的な過剰摂取は避けたほうがよい
  • 妊婦、乳幼児及び小児は大豆イソフラボンを日常的な食生活に上乗せして摂取しないほうがよい
  • 大豆イソフラボンを含む「健康食品」は、大豆食品の成分とバランスが大きく異なっているので、大豆食品の摂取と同一に考えない
  • 大豆や大豆食品はこれまで通り摂取するとよい


業界への要望

  • 大豆イソフラボンの一日摂取量が、食品安全委員会が設定した「一日上乗せ摂取量の上限値」を超えないよう改善を要望する
  • 大豆イソフラボン量に関する表示や注意表示等、より分かりやすい表示にするよう改善を要望する
  • 大豆イソフラボン量及び栄養成分表示の適正化を要望する


行政への要望

  • 特定保健用食品だけでなく、「健康食品」についても、消費者が摂取する上での何らかの指針を示すよう要望する
  • 大豆イソフラボン量及び栄養表示基準に基づく表示について指導の徹底を要望する


要望先

内閣府食品安全委員会事務局 情報・緊急時対応課
厚生労働省 医薬食品局 食品安全部 基準審査課
公正取引委員会事務総局 取引部 景品表示監視室
財団法人 日本健康・栄養食品協会



情報提供先

内閣府 国民生活局 消費者調整課
農林水産省 消費・安全局 消費・安全政策課



業界の意見 −たしかな目 2006年10月号より−

「テルヴィス」より

 市販されている「健康食品」の中には、安全性に関する十分なデータがないものが多くみられます。大豆イソフラボン以外の成分を含む「健康食品」についても、安全性が確認されていないものについては、「妊婦、乳幼児及び小児は摂取を避ける」旨の表示をすべきであると思います。

(株)テルヴィス 代表取締役 立崎秀

商品テスト部の見解

 いただいたご意見は、今後のテスト実施の際の参考にさせていただきます。




本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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