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[2005年9月7日:公表]

自転車用ランプの性能−自転車の夜間走行時の事故を防ぐために−

目的

 自転車のランプは、使用者が夜間に走行するときに前方の安全を確認するため、また、歩行者などが自転車の存在を認識するために必要不可欠なものである。しかし、無灯火で走行する人がしばしば見られ、無灯火が原因で事故となっているケースもある。そこで、夜間走行について消費者にアンケート調査するとともに、最近、様々なタイプの製品が販売されているものの性能や使用性が不明であることから、テストを実施することとした。



結果

  • 消費者アンケートの結果、無灯火で走行する主な理由は、「道路が明るい」、「ペダルをこぐのが重くなる」などで、ランプを点灯しないことがある人の7割が危険を感じていた。
  • 無灯火では相手から認識されにくい条件でもランプを点灯するとはっきり認識でき、自動車の前を横切る場合はサイドリフレクタが有効だった。
  • ハブダイナモ式・LEDは低速のときでも明るかったが、ハブダイナモ式・電球は走行速度による明るさの変化が大きかった。
  • 乾電池式・LEDの中には長期間使用しても明るさを維持できるものがあった。
  • ハブダイナモ式と非接触発電式は消灯時と点灯時で負荷の差が小さく、ランプ点灯時でもペダルを踏む負担をあまり感じない。
  • ハブダイナモ式と非接触発電式は暗くなるとどの銘柄もランプが自動点灯した。


消費者へのアドバイス

  • 夜間の安全な走行には、歩行者や車両から自転車が認識されやすいように必ずランプを点灯しなければならない。
  • リフレクタは、自動車のヘッドライトで認識されやすくなるので有効である。
  • 自転車用ランプは銘柄で明るさや光の広がりが異なるほか、点灯時のペダルの重さも違いが見られる。夜間走行が多い場合は低速時も比較的明るく点灯の際にペダルが重くならない、ハブダイナモ式のLEDランプを装備した自転車を選択するとよい。
  • 乾電池式のランプを取り付ける際は、事前に取り付け位置を確認する。
  • ランプの角度はやや下向きに調節する。


業界への要望

  • 自転車に装備するランプは、夜間に自動点灯する構造のものを採用し、無灯火走行とならないよう普及に努めてほしい。
  • 乾電池式ランプの表示は、抽象的な表現や統一性のない項目があったので、改善してほしい。また、電池の消耗度合いがわかる工夫をしてほしい。
  • ランプの明るさを一定以上確保してほしい。


行政への要望

  • 新しいタイプのランプに対応した規格・基準の整備をしてほしい。
  • 夜間の交通安全を確保するために、無灯火走行の防止について啓発してほしい。


要望先

経済産業省 製造産業局 車両課
内閣府 政策統括官(共生社会政策担当)付参事官(交通安全対策担当)
警察庁 交通局 交通企画課
社団法人 自転車協会
日本自転車ランプ工業会




本件連絡先 商品テスト部
電話 042−758−3165

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