[本文へ] 消費生活・消費者問題に関する事例や対処方法を紹介しています。

現在の位置 : トップページ > 商品テスト・回収情報 > 商品テスト結果 > 500mlペットボトル入り清涼飲料の商品テスト結果

[2000年4月6日:公表]

500mlペットボトル入り清涼飲料の商品テスト結果

実施の理由

 最近、持ち運びに便利な500ml等、各容器サイズのペットボトル入り飲料の利用が進んでいる。10〜20代の人達がバッグなどに500mlペットボトル入り飲料を携帯する姿を見かけることも多い。また、平成9年4月から容器リサイクル法が施行されペットボトルも対象となった。そこで、ペットボトル入り清涼飲料を、いわゆるニアウォーター、果汁入り清涼飲料、スポーツドリンク、茶系飲料、ナチュラルミネラルウォーターに分けて、栄養面、品質面などのテスト、また携帯する際の衛生面を調べ、どのように利用すればよいか、利用する上での注意点の他、アンケート調査を行い、情報提供する。



結果・現状

 ニアウォーターのエネルギーは銘柄間で差が大きく、そのエネルギーは果汁入り清涼飲料と同程度に高いものもあることがわかった。「甘さひかえめ」の表示があっても糖類および糖アルコールの量が多く、エネルギーも高いものもあった。ペットボトルに口をつけて飲む人は73.9%と多く、若年齢層ほど回し飲みをする傾向があり、10〜20代では85.5%であった。しかし、食事中に飲料の入ったペットボトルにそのまま口をつけて飲むと口腔内や食品中の菌などが飲料中に移行し、温度によって飲料中の菌数が増加することがあるので、飲料を利用する際は早めに飲みきることや、もし保存するならば冷蔵保存した方が良いこともわかった。



問題点

 カロリーがほとんどゼロに近い清涼飲料を購入したい時に、「カロリーオフ」という表示は、消費者に誤った解釈を与えてしまうおそれがある。

 また、消費者はペットボトルがリサイクルできることを知ってはいるが、実際にはリサイクルに出してない人も多かった。



今後の予定

 テスト対象メーカー及び全国清涼飲料工業会にテスト結果の説明会を実施し、その際に改善点などについて要望する。



業界の意見 −たしかな目 2000年7月号より− ※2000年6月6日追加

「(社)全国清涼飲料工業会」

「(社)全国清涼飲料工業会」より

  1. (1) 業界への要望1(「消費者がリサイクルにより関心をもつよう、商品にリサイクルを促す表示をしてほしい」)については、よいアドバイスをいただき感謝いたします。会員企業に対し、次回の資材調達に際して「リサイクル」の文言を加えるよう要請するなど前向きに取り組む予定です。
     なお、現状のリサイクルの体制につきご説明いたします。
     消費者がリサイクルに協力するには、一部のスーパー、生協等の店頭収集はありますが、基本的には、消費者が居住する市町村がペットボトルの分別収集を実施していなければ不可能です。
     昨年末の実施市町村数は、全国3252市町村のうち、約3分の1の1205市町村で、残りの市町村に居住する消費者は協力できないのが現状です。また、5か年計画では、2978の市町村が実施する予定でリサイクル率も飛躍的に伸びると思われます。
  2. (2) 業界への要望2(「…ペットボトルの新しい再利用方法の開発を早急に進めるよう要望したい」)については、リサイクルの処理について去る2月1日、業界として今後の工場整備の見通しと再生品の需要拡大について公表しております。なお、「ボトルからボトルへ」についても、国の支援もあり、技術検討を行っております。

(社)全国清涼飲料工業会 事業部長 伊藤 秀輔

「(社)全国清涼飲料工業会」への商品テスト部の見解

  1. (1) ペットボトルのリサイクルを消費者に促すようなことばが表示されているか調べたところ、「リサイクル」という直接的な表示は、今回テストした18銘柄中2銘柄にあったのみでした。また、その表示はあまり目立たないものでした。リサイクルの文言を加えるだけでなく、表示が目立つように文字を大きくしたり、具体的な分別排出の方法を表示することもあわせてご検討ください。
  2. (2) ペットボトルの利便性から、今後もペットボトル出荷量は増えると予想されます。新規ペットボトル生産量が増加しないよう、「ペットボトルからペットボトル」を再生産するような資源循環型システムがなるべく早く稼動できるよう期待いたします。



本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

※[PDF形式]で作成した文書を開くにはAdobe Readerが必要となります。PDF形式の閲覧方法について


商品テスト結果トップページへ

ページトップへ