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[2009年11月6日:公表]

「消費者トラブルメール箱」集計結果(平成21年7月〜9月分)

情報受信件数、内容等(受信期間:平成21年7月1日〜9月30日)

件数

 上記3ヶ月間で1,763件受信しており、前年同時期の3,111件と比べ、1,348件減少しています。
2月にトラブルメール箱FAQを提供してから、この傾向が続いています。

 なお、1日の受信件数は平均約19件(前年34件の56.8%)でした。

送信者の属性について

 年代別では30歳代が38.1%と最も多く、次いで40歳代、20歳代の順になっています。男性の割合が65.7%を占めており、職業別では「給与生活者」からの受信が60.7%と高い割合になっています。

商品分類別受信件数等



主な事案

音楽再生等できないのに、表示していないブルートゥースヘッドセット

 「携帯電話で動画を見るためにブルートゥースヘッドセットを購入したが、動画再生に対応しない商品だった。外箱には音楽・動画再生に使用できない旨の記載は一切なかった。取扱説明書を見直したところ、最後の『よくある質問』の欄に『音楽再生には対応できない』旨が記してあった。外箱に記載すべきではないか」という苦情が寄せられました。

 業者に確認したところ、「ブルートゥース(無線で機器と通信する技術)は、通話用、音楽再生用など、通信しようとする機器の用途ごとに規格がある。この商品は通話用の規格に対応しており、対応の規格は外箱に記載している。また、今後、音楽・動画再生用の規格が追加され、対応できるようになる可能性があるので、『音楽・動画再生は対応不可』と表示していない」との説明でした。しかしながら、聞き取りを続けたところ、この機器は規格の追加が不可能で、今後も音楽・動画再生はできないという説明が業者からありました。

 また、業者ホームページを確認すると、一部の商品に、音楽再生できないのに携帯音楽プレーヤーで音楽が聴けると誤解が生じかねない表示がありました。

 当該機器で音楽を再生する手段がないのに、あたかも音楽が聴けるような表示は誤解を招くことから、表示の改善を求めました。後日、「ホームページの携帯音楽プレーヤーに対応すると誤解を与える表示部分は削除し、音楽再生は不可と表示をする。パッケージ版についても同様の注意を外箱に記載し、表示を改善する」と回答がありました。

特定商取引法に抵触する勧誘を行っていたアクセサリー業者

 「ネットでアクセサリーの無料プレゼントの応募を募って、プレゼントや展示会を理由に消費者を店頭に呼び、プレゼントも渡さぬまま、高価なジュエリーを強引に勧めている業者がいる。強引な誘い方をされ、恐怖心を覚えたこともある。深夜の時間帯に電話を掛けてくるなど迷惑だ」という苦情が寄せられました。

 当該事業者については、販売目的を告げない勧誘、長時間勧誘、夜間勧誘など、特定商取引法に抵触する勧誘をされたという相談が全国の消費生活センターにも寄せられていました。

 業者に説明を求めたところ、「これまでは特商法違反をしているようなケースは多いと把握しており、当社としても危機意識を持っている。そのため、数ヶ月前に販売改善マニュアルを改訂し、また、契約者へのクーリングオフの案内等、トラブルへの対応は積極的に行っている」とのことでした。

 契約後のトラブル対応を行っているとしても、実際に悪質な勧誘を行っていることが問題であると指摘して改善を求めたところ、「社内の教育を徹底し、トラブルが起こらないよう努力する」と約束されました。

エステ2,100円とホームページに書かれていたのに、実際は化粧品3万円のボトルキープを求められた

 「ホームページで、エステが税込2,100円で受けられ、低料金と書かれているが、実際は、エステに必要な化粧品1セット(3万円)を購入し、店に預けなければエステを受けられない。ボトルキープ制の説明がないまま、知らずに申し込み、高額なエステ料金を支払わされることになってしまう」という苦情が寄せられました。

 この業者のホームページに「フェイシャルエステ2,100円」の記載はありましたが、ボトルキープ制の説明はありませんでした。

 業者に問い合わせを行ったところ、「ボトルキープは必ず行わなければならないものではなく、ボトルキープ制を利用しない場合、ビジター料金(1時間6,300円など)でエステが受けられる。ボトルキープ制を採用している店舗もあるが、採用していない店舗もあるので、ホームページには記載していない」とのことでした。

 なお、業者から「ホームページの『フェイシャルエステ2,100円』の表示は参考料金として載せていたが、すべての店舗でこのサービスを受けられる、と誤解を招くことから表示はすぐに取り下げる」と回答があり、その後、ホームページから2,100円の表示部分が削除されました。

家電量販店の長期保証サービスを契約したのに、故障時に保証されなかった

 「他店で購入した家電製品も故障時に無料修理する、という家電量販店A社の長期保証サービスを契約した。他店で購入したB社製エアコンが故障したので修理依頼したところ、B社とは取引がないので保証対象外であるとA社に説明された。保証サービスの申込書を見ると、その旨が小さく書かれていた。保証対象外に該当するケースについては、契約時にきちんと説明すべきではないか」という苦情が寄せられました。

 このサービスは、A社で購入したかにかかわらず、製造後経過年数が規定内のカラーテレビ・冷蔵庫・洗濯機など数種類の家電製品を対象とし、年会費が4,000円弱のものでした。また、修理申込時にA社と取引がなく修理部品が入手困難な製品などは保証対象外である旨の記載が約款にありました。

 情報提供者は保証対象外の説明を契約時に受けていないと申し出ていることから、A社で取り扱っていないものは対象外である旨の説明を契約時にするよう求めたところ、説明を徹底すると約束されました。

金魚の飾りセットに鉛のおもりで鉛中毒に

 「水槽の中に入れると金魚が泳いでいるように見える飾りセットのおもりが鉛でできており、1歳児がプラスティックの水草のおもりの部分を飲み込んでしまい、鉛中毒の疑いで当院に入院した。幸い胃内の滞留時間が短く、鉛中毒の出現は認められなかったが、危険ではないか」という情報が寄せられました。

 乳幼児の誤飲による鉛中毒の危険性については、2004年に米国で景品のブレスレットを誤飲した幼児が鉛中毒により死亡したという事故を受け、日本でも、東京都及び経済産業省と厚生労働省により危害防止策が取られているところです。

 しかし、口にしないことを前提とした製品や子どもを対象としていないものに鉛を使用すること自体に規制はなく、表示義務もありません。鉛は安価で加工しやすいこともあり、生活雑貨やアクセサリーなどの部品、おもりなど意外に身近なものに使用されています。

 そこで、今回の事故事例を紹介し、身の回りの鉛を使用した商品の扱いと誤飲事故等の防止について、事業者の配慮を促すとともに、消費者に対する注意喚起とともに関係機関に情報提供を行いました。

金魚の飾りセットに鉛のおもり!−鉛中毒の危険性、小児科医からの警告−」(平成21年10月7日公表)



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