[本文へ] 消費生活・消費者問題に関する事例や対処方法を紹介しています。

現在の位置 : トップページ > 通報/相談窓口・紛争解決 > 消費者トラブルメール箱 > 「消費者トラブルメール箱」の集計結果について > 「消費者トラブルメール箱」集計結果(平成21年1月〜3月分)

[2009年5月7日:公表]

「消費者トラブルメール箱」集計結果(平成21年1月〜3月分)

情報受信件数、内容等(受信期間:平成21年1月1日〜3月31日)

件数

 上記3ヶ月間で2,421件受信しており、前年同時期の3,085件と比べ664件減少しています。特に3月の受信件数が減少しており、これは3月1日にトラブルメール箱のFAQを公開したためと思われます。

 なお、1日の受信件数は平均約27件(前年比0.8倍)でした。

送信者の属性について

 年代別では30歳代が37%と最も多く、次いで40歳代、20歳代の順になっています。男性の割合が68.3%を占めており、職業別では「給与生活者」からの受信が64.5%と高い割合になっています。

商品分類別受信件数等



主な事案

電機店のチラシに載っている“数量限定なし”の商品が最初から無い

 「電機店の広告に、ストーブが特価で『数量限定なし、お一人様1台まで』と書いてあったのを見て、店で購入を申し出たが『それは去年の型でここでは販売していない』と言われ、別の高い機種を勧められた。『行政の窓口におとり広告をしていると話す』と言うと、支店を探してやっと1台見つけてきた。こういう販売方法は許されないと思う」という情報が寄せられました。

 当センターより当該電機店に問合せたところ「直接対応した販売員が、店頭在庫もなく、他店からの取り寄せもできないと説明してしまったが、実際は他店からの取り寄せは可能な商品だった。他店舗にも商品がない場合、当該商品と同等商品か、あるいは性能が高く高額な商品であってもチラシ掲載商品と同金額で販売している。とは言え、本来このようなことは発生してはならないとは思う。取り寄せる方法があることを案内すべきだった。販売員の説明が適切でなかった」との回答がありました。

 当センターより「購入者にとって“数量限定なし”という表現は一般的にチラシ掲載期間中に店舗にて入手可能と受けとれる。ストーブや冷蔵庫などが故障しチラシを参考に来店すれば、店頭に商品がなかった場合に、あきらめて高額な商品を購入する消費者も多くいると思われる」と指摘すると、後日、電機店本社から「偶発的に商品を販売店に手配できなかったという点を反省点としているが、店頭に商品がなかった場合、チラシでは取り寄せ可能であることは明記しており、おとり広告とは認識していない」「全店内における在庫は十分だった。販売員が検索をすることによって全店内の在庫を確認できるシステムになっているにもかかわらず、自店に在庫がある他商品を勧めてしまったのは事実であり今後の教育を徹底していく」との回答がありました。

オプション会員に無断で登録され会費を請求された

 「送料無料で本をネットショッピングモールから買ったところ、後日、知らぬ間にオプション会員に登録されたようで、本代以上の金額が口座引き落とされていた。ネットショッピングモールの運営業者に聞くと『本を購入する際にオプション会員を登録している』と説明されたが、登録した覚えはない」という情報が複数寄せられました。

 当センターより、ネットショッピングモールの運営業者に説明を求めたところ、「クレジットカード決済の利用者は登録が簡単であるので誤って登録してしまう人もいるかもしれない。これらのトラブルを防止するために、字を少し大きくしたうえ、色も変えて、注意書きを出来る限りわかりやすくした。また万が一、誤って登録してしまった旨を申し出てもらえば返金する」とのことでした。当方より、引き続き同種の相談が寄せられる場合は改めて表示の改善等を申し入れることを伝えました。本件については、後日、情報提供者に会費が返金されました。

メディア再生ソフトサイトの音楽配信サービスの無料体験の内容・期間が不明確

 「パソコン向けメディア再生ソフトの音楽サービス、が数日間無料をうたっていながらも、クレジットカード情報を入力する必要があり、数日間を過ぎると自動的に有料の契約になってしまう。解約はネット上では出来ないし、カスタマーセンターに電話してもなかなか繋がらない。問題ではないか」という情報が複数寄せられました。

 無料体験契約の解約が困難かどうかを確認するため、当センターから当該事業者のカスタマーサービスセンターに電話すると、かかりにくいということはありませんでした。「電話が繋がらなくて、無料キャンペーン期間が過ぎてからの解約になった」「カスタマーサービスセンターの返信メールが遅い」という苦情が寄せられていることについて問合せたところ、電話は週明け、受付開始の10時以降1時間程度は電話が集中して繋がりにくいことがあるものの、何時間も繋がらないという状況ではないとのことでした。また、消費者から解約したいと送られてくるメールに対しては2〜3営業日中に返信しており、解約については申し出のあった日で処理しているとのことでした。

 さらに、当センターが当該音楽配信サービスの案内ページでは無料体験に関する表示を確認すると、有料ソフトウェアと、有料インターネット音楽配信サービスのボタンが別々になっているものの、いずれをクリックしても有料ソフトウェアと、有料インターネット音楽配信サービスの両方を契約する内容になっていたため、契約内容の誤解を招きやすいと思われました。さらに有料インターネット音楽配信サービスついては「価格○円/月⇒0円」と月単位の料金表示であることから数日間の無料体験と認識されにくいとも思われたため、表示の改善を求めたところ、後日無料体験の期間についての表示が改められていました。事業者に確認すると、苦情が減るように幾つかのパターンのHPの表示を試しており、現状で様子を見ながら適宜改良していきたいということでした。

景品でもらった皿の破損事故

 「景品でもらった皿に熱い料理を盛りつけた途端、突然大きな音を立てて皿が割れた。同じ皿をもう一枚使用していたが、そちらに異常はなかった」という情報が寄せられました。

 当センターより、景品を提供した事業者に問合せたところ、下記概要の説明がありました。

  • この皿は強化ガラス製で、全面物理強化処理をしている。
  • 配布時には注意表示などを記載したシールを貼付している。表示の内容は家庭用品品質表示法を参考にしたものである。
  • 今後については、自社のホームページ上で取扱いの注意喚起を掲載し、家庭用品品質表示法に準じた注意書きなどの記載内容に変更する。

 「強化ガラス製の食事用、食卓用又は台所用の器具(食器)」は家庭用品品質表示法で表示の対象品目として定められていますが、同法では「一般消費者が購入に際し…」と規定されているため、本件のように景品として提供された食器は対象外となります。

 一方、強化ガラス製食器の破損事故については、給食用食器の破損により眼に障害を被ったとしてPL法による訴訟が提起された事案があります。

 強化ガラス製食器は、通常のガラス製食器よりも割れにくいなどの特徴を持つ一方で、破損した際は激しく割れる、細かく鋭利な破片が周辺に飛び散るなどといった性質があるため、家庭用品品質表示法でそれらに関する表示が義務づけられています。購入時や初めて食器を使う時は、食器に付いている表示をよく読み、食器にキズがないかを確認してください。さらに、日常的にはキズをつけないよう安全な使用を心がけてください。

 事業者に対しては、たとえ景品であっても、販売されているものと同様の表示をすることが望まれます。

 当センターでは、過去にガラス製食器全般に係る注意喚起をしており、その中で強化ガラス製品についても解説しています。参考にしてください。

[主な公表事例]
知っていますか? こんな危険 ガラス食器類の破裂や鋭利な割れ面で深い傷!!(2000年3月23日:公表)


※[PDF形式]で作成した文書を開くにはAdobe Readerが必要となります。案内ページ


消費者トラブルメール箱トップページへ

ページトップへ