[本文へ] 消費生活・消費者問題に関する事例や対処方法を紹介しています。

現在の位置 : トップページ > 通報/相談窓口・紛争解決 > 消費者トラブルメール箱 > 「消費者トラブルメール箱」の集計結果について > 「消費者トラブルメール箱」集計結果(平成19年10月〜12月分)

[2008年1月18日:公表]

「消費者トラブルメール箱」集計結果(平成19年10月〜12月分)

情報受信件数、内容等(受信期間:平成19年10月1日〜12月31日)

件数

 この間の受信件数は2,815件でした。1日平均約30件の情報を受信しています。

送信者の属性について

 年代別では30歳代が39.6%と最も多く、次いで40歳代、20歳代の順になっています。男性の割合が64.3%を占めており、職業別では給与生活者からの受信が63.8%と高い割合になっています。

情報受信内容の傾向について

 架空請求・不当請求に関する情報は、依然として多く寄せられています。

 架空請求に関しては、架空の弁護士や架空の非営利活動法人を名乗って「今回、わいせつDVDの通信販売業者が警察に検挙された際に、過去にあなたが購入していたことが判明した。共犯なので刑事責任を負わなければならない」という不安をあおって連絡するよう促す内容の書面を送りつける新たな手口の情報が寄せられています。ご注意ください。

 「新しく発売されたテレビアニメーションのDVDを購入し視聴したところ、ところどころにひどい残像があり視聴に耐えない状況だった。発売後、5日経ってから販売元より以前テレビで放送されたものとは異なる映像表現を用いて製作した旨の告知がされた。発売前に告知がされていれば購入しなかった。希望者には返品・返金の対応をして欲しい」という情報提供が複数件寄せられました。

 12月末頃から、インターネットで国内の格安航空券を販売する旅行業者(旅行業の登録を受けている事業者)に関して、「年末年始の休みに帰省するための格安航空券の手配をインターネットで申し込み、代金を振り込んだが、チケットが送られて来なかった。出発日間近になって突然メールが届き、それによると資金ショートにより購入手続きが間に合わなかったため、申込者自身で購入するようにとあった。振り込み済み代金はいずれ返金するというが、見通しもわからない」との情報が複数件寄せられています。

 また、同じく12月末頃から、インターネットで国内の格安航空券を販売する旅行業の登録を受けていない事業者についても同種の苦情が発生しています。(航空券を販売することは旅行業の登録を必要としません。)

 このようなトラブルが発生したとき、業界団体の会員である旅行業者の場合は、旅行業法に基づき、業界団体から購入者に対し、その旅行業者の弁済限度額の範囲内で弁済されることになります。しかし、旅行業の登録をしていない事業者の場合は、旅行業法に基づく対応はされません。

商品分類別受信件数等

別添のとおり(PDF形式)



主な事案

キャッシュバックキャンペーンに申込んでもキャッシュバックされないエクササイズビデオ

 「テレビの通信販売で約1万5,000円で販売しているエクササイズビデオの5,000円キャッシュバックキャンペーンに応募したが、口座確認が取れずキャッシュバックできないと通知がきた。口座番号は間違いなく書いたつもりなので、納得できない」という情報が複数件寄せられました。

 当センターでキャンペーンの内容を確認したところ、エクササイズビデオどおりに7日間チャレンジして体重、ウエスト、体脂肪率などの毎日の結果を応募用紙に記入し、3週間以内に返送すると2〜4週間後に5,000円キャッシュバックされるというものでした。

 さらに、販売会社に確認したところ、「キャッシュバックはモニターアンケートに答えてもらった謝礼として実施しているが、販売開始当初(平成18年7月頃)は、未記入部分や記入ミスがあった場合にはキャッシュバックしない方針だった。しかし、平成19年6月頃から販売数が伸びてきてキャンペーンに関するクレームも多くなったので、少しでもクレームを減らすために、注文時の顧客データと一致しない人、口座番号の記入が無い人、転売等の目的で大量に購入する人などを除いては、キャッシュバックする方針に変更したうえ、現在はキャッシュバックできないときの通知の文面に、『カスタマーサービスセンターまでお問い合わせ下さい。』と記載し、電話で確認がとれた方には対応している。また、説明書、応募用紙、通知等も平成19年7月頃から改善した」とのことでした。

 当センターから販売会社に対して、「購入する人にとって5,000円のキャッシュバックは魅力的である。現在では、消費者に配慮したやり方に改善されたようだが、当初の販売業者の対応に不信感を持った消費者も多数いたようなので、今後もキャンペーンを行う時には、初めから消費者の立場に立った方法及び対応をすべきである」と申し入れました。

入場できなかった絵画鑑賞ペアチケット

 「美術館で開催される予定の絵画鑑賞ペアチケットをコンビニエンスストアで2枚分購入した。当日券大人1人1,500円のところ、ペアチケットの前売であれば1,600円で済むので割安だと思った。当日ペアチケット2枚(計4人分)を提示して3人で入場しようとしたところ、受付で2名のみ使用可能のチケットなので1枚足りない、と言われた。入場をあきらめ、チケット裏面の“主催者からのお願い”を確認すると、『ペアチケットは記載された人数で同時にご入場に限り有効』と記述されていた。また、チケット2枚それぞれに<ペアチケット*2枚>とも記載されていた」という情報提供が寄せられました。

 当センターより当該美術館に問い合わせると、「ペアチケットは、実際には、必ずしも同時に2人が入館しなければならないわけではなく、例えば、1人分を利用し、別の日にもう1人が利用することも可能である。このことはHPでも記載をしており、受付でもそのように対応している」とのことでした。

 当センターで調査したところ、発券所によって、ペアチケットは(1)1枚で2人が入場できるチケット1枚が発券される仕様、(2)1枚1人が入場できるチケットが2枚発券される仕様に分かれており、送信者が購入したコンビニエンスストアでは、後者の仕様でした。しかし、送信者はコンビニエンスストアから1ペア分のチケット(2枚2人分)しか渡されていなかったことがわかりました。当該送信者に関しては、当該美術館より人数分の招待券を送付することで解決しました。

 また、(1)の1枚で2人が入場できるチケット1枚が発券される仕様の場合でも、2人が同時に入場せず、日時を変えて入場したい場合には、次回1人が入場できるチケットを渡すようにしているとのことであったため、チケットの裏面に記載されていた「ペアチケットは記載された人数で同時にご入場に限り有効」という説明が正確でないことがわかりました。当センターより当該美術館に指摘したところ誤りを認め、HP上の説明を具体的で丁寧な記述の変更を実施しました。また、今後開催予定の絵画展のチケットについて、オンライン端末発券の形態の統一、チケットに記載する説明の一部を見直すなどの対応を販売元各社がそれぞれ迅速に行いました。

子供用自転車の空気入れが専用品でないと入れられない

 「14インチの子供用自転車のタイヤに大人用の空気入れでは空気が入らない。説明があれば、大人用と子供用に共通使用できる空気入れを購入したのに、納得できない」との情報が寄せられました。

 当センターからメーカーのお客様相談室へ問い合わせたところ、一般的な空気入れでも空気は入るがタイヤが小さいのでポンプの口が長いものは入れにくい。ただし同社製の空気入れであれば楽に入れられる。同社に問い合わせがあった場合は別売りのポンプアダプター(600円程度)の購入を勧めているとのことでした。また、取扱説明書などにポンプアダプターに関しての記載はしておらず、12インチの自転車に関してはさらに空気が入れにくいためポンプアダプターを付属品としてつけていると説明がありました。

 当センターからは、消費者の立場としては、取扱説明書に記載があり、購入時に説明があるほうが親切である。過去にも同様の相談が数件あるので対応するよう申し入れたところ、メーカーから「今後、保証書と取扱説明書の内容を改善し、顧客への説明等を徹底するよう販売店に指導したい」との回答を得ました。12月末に再度確認したところ、改善した取扱説明書はすでにできているため、順次変更を実施しているとのことでした。

電動リクライニングベッドに挟まれて幼児が窒息死

 「4歳の息子が、電動リクライニングベッドのマットとヘッドガードの間に首を挟まれて窒息し死亡した。ベッドは2年前にインターネット通販で購入したもの。下降ボタンを押さなくてもリモコンにちょっとした振動が伝わっただけで勝手に下降したり、リモコンを裏向きに置いた程度で下降ボタンが作動したりすることがあった。親が目を離した間の事故なので詳細は不明だが、何らかの理由で起こしていたマットの背もたれ部分の裏側に入ってしまったようだ。首が絞まるまで本人が下降ボタンを押し続けるとは考えられず、リモコンの不具合がなければ事故は起きなかったはずだ」という情報が寄せられました。

 購入先は(株)ベルーナ(輸入元)で、商品名は電動式ベッド「ネオ・ユニバーサル」(中国製)で、マットレス、リモコンには「Simple Bed(TM)」の記載があります。

 事故の原因等詳細については現在調査中ですが、事故の未然防止・拡大防止をはかるため事故の概要等について第一報を行いました。詳しくは下記をご覧ください。

社告で無償点検・修理の対象となっていた電子レンジの発火事故

 「電子レンジをセットして飲み物を温めたところ、電子レンジ内の電子回路部分から炎が出た」という情報が寄せられました。

 当センターが当該商品について調べたところ、2003年、部品の不具合により発煙・発火の恐れがあるとして発売元(岩谷産業(株))が無償点検・修理をしていたことがわかりました。

 そこで、当センターより事業者(発売元、製造元:(株)千石)に問い合わせたところ、2003年以降も2回社告を掲載するなど、対策を取っていたとのことでした。発煙・発火という危険性から考えると、社告等の対策が十分だったのか、再度検討する必要があると考えられることから、その旨を事業者に伝えました。

車椅子の座面と側面板に親指を挟んで裂傷

 「レンタルしている車椅子から祖母が降りる際に、座面に手を付いて立ち上がろうとしたところ、親指が座面と側面板との隙間に挟まり、6針以上縫う裂傷を負った」との情報が寄せられました。

 情報提供者が自ら試したところ、座面と側面板の隙間は、指が内側からちょうど入り、さらには車椅子から降りる体勢に入った状態では体が浮き上がっているため、指が抜けにくいとのことでした。

 当センターより製造業者に問い合わせたところ、「当社で確認したところ、事故はアルミ製のスカートガードと呼ぶ側面板の下部の隙間(15ミリ程度)に指を挟んだことで起こったが、特にバリやとげがあることは確認できなかった。このような事故の発生は今回が初めてだ。取り急ぎ取扱説明書に指を挟む恐れに対しての注意を盛り込む。また、今後の製品改良に生かす予定である」とのことでした。

 車椅子という商品の特性上、安全性には十分な配慮が必要と考えられます。

新しい形状の髭剃りで耳たぶを負傷

 「新製品の髭剃りを使ったところ、耳たぶにケガをした。その髭剃りはメインの刃の裏側にも髭を整えるなどのための別の刃が付けられている。その部分でケガをしたもので、危険だと思う」との情報が寄せられました。

 当センターより発売元に問い合わせたところ、「消費者が危険だと申し出ている部分の刃は、通常髭を剃るときに使う刃の反対側に付いているもので、安全のためのワイヤーが付いている。その刃は髭や眉毛などの形を整えるためのものである。当社には同種の苦情は他には寄せられていないが、今後、その刃の部分に関しての注意を促す表示を追記する予定である」とのことでした。

 新しいタイプの商品であることから、想定外の取扱いによって怪我をしてしまう可能性も否定できません。わかりやすい注意表示が望まれます。



※[PDF形式]で作成した文書を開くにはAdobe Readerが必要となります。案内ページ


消費者トラブルメール箱トップページへ

ページトップへ