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[2004年1月15日:公表]

「消費者トラブルメール箱」集計結果(平成15年10月〜12月)

情報受信件数、内容等(受信期間:平成15年10月1日〜12月31日)

件数

 1,197件

 *1日平均13通の情報が送信されています。


(参考)

平成14年10月1日〜12月31日までの受信件数:708件(1日平均8通)

寄せられた情報の内容について

 今までと大きな変化はなく、男性・30歳代・給与生活者からの情報提供の割合が高くなっています。

 内容についても、身に覚えのない請求が届いたという「架空請求」に関する情報提供が多く寄せられました。

(参考)

 「架空請求」について、以前より当センターホームページにて注意を呼びかけています。詳しくは下記をご覧ください。

商品分類別受信件数等

別添のとおり(PDF形式)



主な事案

「フルタイム4WD」の表示について

 「フルタイム4WD(四輪駆動)の車種を購入したが、一定条件を満たさないと後輪に駆動力が伝わらないことに気がついた。“フルタイム4WD” と銘打っている以上、絶えず四輪に駆動力が伝わっていなければ不当表示ともいえるし、誤解をして購入する消費者も少なくないのではないか」との情報が寄せられました。

 一般的に、4WDには「フルタイム4WD」と「パートタイム4WD」の2種類があります。自動車業界では、スイッチやレバーで二輪駆動と四輪駆動を切り換えられるものを「パートタイム4WD」、それらの切り替えを必要としないものを「フルタイム4WD」と呼んでいるようです。

 「フルタイム4WD」と呼ばれる種類にも大きく2つのタイプがあり、常時(フルタイム)四輪に駆動力を伝えるものと、通常は前二輪駆動で走行しますが、滑りやすい路面などにおいて、前・後輪の回転に差が生じて初めて、後輪に駆動力が伝わるタイプがあります。このタイプは、「スタンバイ型」と呼ばれ、過大な悪路走破性を期待することはできません。

 今回の情報提供者は、前記の「スタンバイ型」を購入していたため、絶えず後輪に駆動力が伝わるわけではありません。

 当センターがメーカーに事情を聴いたところ、「カタログの表現は、より車の状態に即した表現に逐次改善している」とのことでした。

 しかし、メーカーが“フルタイム4WD”と表示することにより、消費者が実際の車の状態との違いや走破性の高さなどについて誤解をするケースもあると思われます。トラブルを未然に防ぐためにも、メーカーには、パンフレットへの記載をより分かりやすい表現に改めることが、販売店には、販売時や納車時における適切な説明が必要と考えられます。

 なお、自動車を販売する際の表示に関するルールを運用している(社)自動車公正取引協議会に対して、上記の情報が寄せられた旨を伝えました。

電気炊飯ジャーから有毒ガスが発生しているというトラブルについて

 「3年前に購入した電気炊飯ジャー内部のプラスチックが酸化劣化し、ホルムアルデヒトを含む有害ガスが発生していた疑いが濃厚である。使用中に倦怠感、皮膚のかゆみが起こった。炊飯器からホルムアルデヒトが発生していたとすれば大問題である」との情報が寄せられました。

 当センターがメーカーに事情を聴いたところ「本体内部の樹脂に保温用のヒーターを固定するためにアルミ粘着テープを使用して貼り付けているが、貼り付け方によっては粘着剤に含まれる溶剤のガスが残留することがある。その残留ガスと使用温度との相乗効果により、稀に樹脂が脆弱となり、穴あきが生じることもある。改善策はすでに実施しており、不具合を申し出た消費者には保証期間の延長という形で無償修理を行っている。本不具合の発生率は特に高いわけではなく、仮に発生しても発煙・発火、感電等のおそれはない。ガスの発生量も測定器の検出レベル以下であり、劣化した樹脂を食してしまっても健康上の問題は生じない。また、炊飯や保温機能にも問題はない」との説明でした。

 メーカーの説明通り、人体に影響がないとしても、消費者から疑問が出ている以上、メーカーには消費者への十分な説明とともに、製造上の不具合が出ないような製品作りが必要です。

 また、製品回収に関する社告などが頻繁に掲載されている状況を鑑みると、メーカーは問い合わせのあった消費者に対してのみ説明を行うのではなく、自社のホームページで情報提供を行うなど、より積極的な対応が大切な旨をメーカーに伝えました。


以下の事案は、当センターが事業者に連絡を取るなどの追跡調査は実施していませんが、手口が新手とか最近の話題に関連した事案であるため、紹介します。

 (1)身に覚えがないにもかかわらず、以下のメールが届いた。「あなた様が以前ご利用されましたファイル共有ソフト(Winny、WinMX等)による違法ダウンロードを行った疑いがデータで挙がってきております。著作権法違反にあたりますので法的な手段を取ることが認められます。当社の方でご相談に乗りますので至急、ご連絡ください。(代表番号、携帯電話番号、担当者名)尚、御連絡なき場合、当社の方で法的手段を取らせていただきます」

(参考)

  • WinnyやWinMXとは、インターネットに接続したユーザー同士がファイルを送受信できるソフトウェアのこと。ユーザー同士でデータを送受信する仕組みのことをP2P(Peer To Peer)という。
  •  これらのソフトにより、ファイルの交換が容易になるが、匿名性もあるため、音楽ファイルや映像ソフト、ゲームソフト等の著作物が権利者に無断で送受信されることも多い。平成15年11月27日、Winnyを使って著作権者に無断でゲームソフト等を不特定多数に送信できる状態に置いた男性が著作権侵害(公衆送信権の侵害)の疑いで逮捕される事件があった。
  • 当センターに寄せられた情報提供は、この事件に関連した架空請求と思われる。なお、WinnyやWinMXそのものは、フリーソフト(無料で利用できるソフトのこと)となっている。

 (2)先日、今まで使っていた携帯電話を「第三世代」と呼ばれる携帯電話へと変更した。その際、店頭で「インターネット接続サービスは今までと同じように使える」旨を確認した上での変更だった。ところが、実際には今まで利用できたサイトを見ることができなくなったので、販売店に連絡したところ「説明不足だった」と謝罪はするものの、以前の携帯電話に戻したいと言っても値引き等の対応を何もしない。

 (3)勤務先に「そちらの地区一体でIP回線工事を行うので、これから印鑑を貰いに行きます」という電話があった。疑問に思い、「どちらから依頼された工事ですか?」と尋ねたところ、「総務省からです」と返答された。その他、電話回線がいくつあるか、電話機のメーカー、インターネットに接続しているパソコンの台数等を聞かれた。しかし、IP電話に変更するメリット、デメリットや費用についての説明がないのに印鑑を強要するのはおかしいと感じた。IP電話の勧誘は頻繁にあるが、これは「勧誘」ではなく、「強要または詐欺」のようで不快だった。



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