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[2019年6月27日:公表]

電子レンジでサツマイモをふかしていたら、庫内で発火した

質問

 サツマイモをふかそうとして、電子レンジに入れて加熱しました。数分後、電子レンジから大量の煙が出ているのに気付き、庫内を見るとサツマイモから火が出ていました。使い方に問題があったのでしょうか?

回答

 電子レンジで根菜類などの水分量が少ない食品や少量の食品などを加熱する場合、加熱のし過ぎが起きやすく、食品から発煙・発火することがあります。加熱方法について、取扱説明書に記載がない場合や判断が難しい場合は、手動モードで短時間ずつ様子をみながら加熱しましょう。

 万が一、発煙・発火したときは、扉は開けずに動作を停止させて電源プラグを抜き、煙や火が収まるのを待ちましょう。

解説

確認しよう、電子レンジの安全な使い方

 1960年代に日本で家庭用電子レンジが発売されてから、半世紀以上がたちました。ボタンを押すだけで加熱できる手軽で便利な道具として、現代の日本のくらしにすっかり定着しています。

 ところがその一方で、電子レンジの使い方が原因と考えられる、発煙・発火などのトラブルも起きています。使い慣れた道具だからこそ「安全に使う」ことが大切です。普段から、取扱説明書の使用上の注意などに目を通し、安全な使い方を心がけましょう。

発煙・発火を防ぐためのチェックポイント

 電子レンジによる発煙・発火のトラブルを防ぐために、特に注意したいことは以下の通りです。

1. 加熱のし過ぎが起こりやすい食品は時間を控えめに設定するなど必要以上に長く加熱しない

 加熱のし過ぎが起こりやすい食品は、食品からの発煙や発火に特に注意が必要です。時間を控えめに設定するなど、必要以上に加熱時間を長くすることは避けましょう。また、使用中はその場から離れず、様子をみながら加熱するようにしましょう。

加熱のし過ぎが起こりやすい食品の例
  • 水分の少ない食品(さつまいも、じゃがいもなどの根菜類、ポップコーン、干物など)
  • 高温になりやすい食品(中華まんじゅうなど)
  • 油がついた食品(フライ、天ぷらなど)

 また少量の食品を自動モードで使用すると、センサーがうまく動作せず加熱のし過ぎが起こることがあります。取扱説明書で規定の分量を確認しておきましょう。

2. こまめに庫内や扉を手入れして、付着した食品カスや汚れを取り除く

 食品カスや汚れが繰り返し加熱されることによって炭化が進行すると、その部分から火花が生じ、発煙・発火して火災につながります。

 庫内や扉に食品カスや汚れが付着したまま使い続けるのは、危険です。

3. 金属類や、電子レンジ不可の容器や包装を加熱しない

 加熱により、火花の発生や、発火することがある容器や包装等に注意しましょう。

  • アルミ箔(レトルト食品や弁当のおかずカップなど)や金線のついた食器など
  • 「電子レンジ不可」の記載のある冷凍食品など

4. 万が一、庫内で発煙・発火したときは、電源プラグを抜き扉は開けない

 扉を開けて庫内に空気が入ると、炎が大きくなることがあるため危険です。火が消えるまで、扉は開けないようにしましょう。鎮火しない場合や、扉が開いてしまった場合は水などで消火するようにしましょう。

5. 普段から電子レンジの周囲には、燃えやすいものを置かない

 お困りの際にはお近くの消費生活センター等(消費者ホットライン188)にご相談ください。

参考