独立行政法人国民生活センター

検索メニュー

×閉じる

現在の位置: トップページ > 相談事例・判例 > 身近な消費者トラブルQ&A > 登録している個人情報を削除してもらえない!

ここから本文
[2019年3月27日:公表]

登録している個人情報を削除してもらえない!

質問

 サイトを退会するので、登録した個人情報を削除してほしいとサイトの運営事業者に伝えましたが、断られました。依頼しても、個人情報の削除はしてもらえないのでしょうか。

回答

 個人情報保護法では、事業者が個人情報を不正に取得した場合や目的外利用をした場合に限り、個人情報の削除に応じる義務があるとされているため、依頼しても必ずしも応じてもらえるとは限りません。

しかし、利用する必要がなくなった個人データ(注1)については消去するよう努力義務が定められています。

  • (注1)個人情報データベース等を構成する個人情報のこと。パソコンや索引によって検索可能な特定の個人情報を示す。

解説

 個人情報保護法は、個人情報取扱事業者(注2)が取り扱う保有個人データ(注3)について、以下の場合に本人から削除を請求することができ、事業者は原則として応じなければならないとしています。

  • 不正に個人情報を取得した場合
  • 本人の同意なく目的外利用した場合※
  • ※ただし、法令に基づく場合(例:警察への対応)等は除く
    また個人情報の内容が事実でないときは、本人が訂正、追加、削除を請求することができ、事業者は原則として利用目的の達成に必要な範囲で応じなければなりません。

 利用する必要がなくなった個人データについては、事業者は遅滞なく消去するよう努めなければならないと定められています。ただし、利用者がサイトを退会するときが、事業者が個人データを利用する必要がなくなったときと判断できるかについてはケース・バイ・ケースです。例えば、退会後も個人情報を5年間保管すると事業者が定めている場合には、5年を経過するまでは個人データの削除には応じてもらえない可能性があります。

  • (注2)取り扱う個人情報の件数に関わらず、個人情報を紙面やパソコンで名簿化するなど、データベース化して事業活動に利用している者。
  • (注3)個人情報取扱事業者が開示や削除を行うことができ、6カ月以内に消去することが予定されている個人データのこと。

サイトを利用する前に

 個人情報保護法では、事業者は、取得した個人情報の利用目的を本人に通知するか公表しなければならないとされています。登録した個人情報がどのように扱われるのか知るために、個人情報を登録する前に、事業者がホームページで公表しているプライバシーポリシー(個人情報保護に関する方針等)を確認しましょう。

なお、個人情報保護に対する事業者の体制を第三者機関が審査して認証する「プライバシーマーク制度」(注4)と呼ばれる制度があります。個人情報の取り扱いについての事業者の取り組み方や姿勢を確認する目安となるので、利用するサイトを選ぶ際の参考にし、不用意に個人情報を登録しないように注意しましょう。

  • (注4)プライバシーマーク制度は一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)が運営しており、事業者の個人情報を取り扱う仕組みと運用が適切であるかを評価し、プライバシーマークの使用を認める制度です。

個人情報保護法に関する相談先

 個人情報保護委員会では、個人情報保護法の解釈や一般的な質問、個人情報の取り扱いに関する苦情について相談窓口を設置しています。

個人情報保護法相談ダイヤル

電話番号
03-6457-9849
受付時間
9時30分〜17時30分(土曜日曜祝日及び年末年始を除く)

お困りの際にはお近くの消費生活センター等(消費者ホットライン188)にご相談ください。

参考