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[2018年1月29日:公表]

ネットサーフィン中にアダルトサイトの年齢認証ボタンを押したら、いきなり登録完了になった!

質問

 ネットサーフィンをしていてアダルトサイトに入り、サンプルが見られるとあったのでクリックしたところ「あなたは18歳以上ですか」と書かれたダイアログ画面(注1)が表示されました。「はい」をクリックした途端、画面上に大きく赤字で「登録完了。登録料5万3000円を2日以内にお振り込みください」と出ましたが、有料と知っていたらクリックはしませんでした。自分のIPアドレス、契約プロバイダー名も出ていましたが、自分の情報を知られてしまったのでしょうか。

  • (注1)ダイアログ画面:主にエラーメッセージの表示や操作の確認要求などに用いられるウィンドウのことで、画面内の他のウィンドウよりも手前に表示されます。

回答

 IPアドレス、携帯電話会社名等の情報が画面に表示されたとしても、個人を特定する情報が相手に伝わることはありません。

 クリックしたのはあくまで「年齢認証」に対して応答したのであって、登録をしたわけではなく、確認画面で承諾したわけでもありません。したがって、契約不成立または錯誤無効の主張をすることになります。

 業者は登録完了に至るよう巧妙に誘導し、料金を払わざるを得ないと思わせるような手口を使います。もしも興味本位で気軽にアクセスしてしまい、“登録になりました”や“入会ありがとうございます”と画面に出たとしても、そもそも契約が有効に成立しているとは限りません。利用料金を請求されても、言われるままに支払うことはありません。何が「無料」なのか、利用規約や料金設定はどうなっているのかなど、必ず確認してください。あわてて業者へ連絡を取ることは、新たな個人情報を知らせることになるので避け、無視してそのまま放置しましょう。

 万が一、請求が裁判所からの「特別送達(注2)」によるものだった場合だけは注意が必要で、そのまま放置してはいけません。放置すると、欠席裁判となり、基本的にアダルトサイト業者の請求がそのまま認められてしまいます(注3)。

 また、不安があれば、お近くの消費生活センター等(消費者ホットライン188)にご相談ください。

  • (注2)裁判所からの通知の際に使用される特別な郵便です。「特別送達」と記載された裁判所の名前入りの封書で送付され、裁判所で付した「支払督促」や「訴訟の呼出状」の「事件番号」・「事件名」が記載されている点に特徴があります。
  • (注3)消費生活センター等が「そのまま放置」するようアドバイスしていることにつけ込んで、過去に、架空請求業者(出会い系サイト事業者)が実際に裁判を起こした事例があります。本判決では、消費者が反訴して裁判に応じ、裁判所は、事業者の一連の手法を「訴訟詐欺ともいえる」と断じ、その請求を棄却しました(東京地裁平成17年3月22日判決『判例時報』1916号46ページ)。なお、国民生活センターで把握している限り、これ以降、実際に提訴まで行った出会い系サイト事業者の架空請求の事案は見られません。

参考

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