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[2018年1月29日:公表]

突然、携帯電話に身に覚えのないサイトから料金請求メールがきた!どうしたらいいか?

質問

 携帯電話に利用した覚えのないところから「無料期間中に退会処理がされてないために、登録料金が発生している」とのSMSが届きました。自分の携帯電話の番号がなぜ知られたのでしょうか。また、どうしたらよいでしょうか?

回答

 SMS(ショートメッセージサービス)とは、電話番号を宛先にしてメールの送受信ができるサービスです。今回の架空請求はこのしくみを悪用したものと思われます。

 今回の件は個人情報が漏れたのではなく、ソフトウエアで自動的に電話番号と同じ桁数の数字を大量に作って宛先とし、膨大な数のメールを一斉に配信しているものと考えられます。記載された文章によって返信するようにしむけ、個人情報を得ようとしているのです。返信すると、相手に電話番号を知らせることになり、今度は電話という別の手段で請求してくるおそれがあるので、決して連絡をしてはいけません。無視してそのまま放置しましょう。

 大手電話会社では、SMS等の迷惑メールについて、申告窓口を設けています。届いた架空請求のメールは、着信日時、文章の内容、発信元番号、受信先番号をご利用の携帯電話会社に転送して通報しましょう。使用停止などを含めた措置が講じられることがあります。

 メールがしつこく送られてくる場合は、携帯電話会社各社が提供しているメールブロックサービスを利用しましょう。

 万が一、請求が裁判所からの「特別送達(注1)」によるものだった場合だけは注意が必要で、そのまま放置してはいけません。放置すると、欠席裁判となり、基本的に架空請求業者の請求がそのまま認められてしまいます(注2)。

 困ったときは、お近くの消費生活センター等(消費者ホットライン188)にご相談ください。

  • (注1)裁判所からの通知の際に使用される特別な郵便です。「特別送達」と記載された裁判所の名前入りの封書で送付され、裁判所で付した「支払督促」や「訴訟の呼出状」の「事件番号」・「事件名」が記載されている点に特徴があります。
  • (注2)消費生活センター等が「そのまま放置」するようアドバイスしていることにつけ込んで、過去に、架空請求業者(出会い系サイト事業者)が実際に裁判を起こした事例があります。本判決では、消費者が反訴して裁判に応じ、裁判所は、事業者の一連の手法を「訴訟詐欺ともいえる」と断じ、その請求を棄却しました(東京地裁平成17年3月22日判決『判例時報』1916号46ページ)。なお、国民生活センターで把握している限り、これ以降、実際に提訴まで行った出会い系サイト事業者の架空請求の事案は見られません。

参考

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