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[2016年7月28日:公表]

チョコレート菓子を食べたら酔っぱらった?

質問

 コンビニで買ったチョコレート菓子を食べたら酒酔い状態になりました。私はお酒に弱い体質なので、原材料名を確認すると「粉末酒」と書かれていました。子どもが口にするかもしれないし、「お酒入り」とわかるよう、はっきり表示してもよいのではないでしょうか?

回答

 酒税法、食品表示法により、1%以上のアルコールを含む飲料については「酒類」の表示が義務づけられていますが、菓子類には「酒類」の表示の義務はありません。

 全国チョコレート業公正取引協議会では「チョコレートの注意・警告の表示に関するガイドライン」を作成しています。製品の全重量に対して1%以上のアルコールが原材料として使われている場合、ガイドラインによると、「アルコールが入っている」「お子さんには与えないように」などの注意書きが記載されています。

 小さな子どもや、アルコールに弱い体質の人は、商品に特別な注意書きがない場合であっても、原材料名の表示をよく見ることや、店頭で確認することなどが必要です。

解説

 全国の消費生活センターには、アルコール入りと気づかず菓子類(アイスクリーム、ケーキ、ゼリー、チョコレート、プリン、和菓子など)を食べてしまった、という事例が寄せられています。

 食品の中にどのくらいの量のアルコールが使われているかについては、原材料名表示欄の記載の順番が参考になります。食品表示法では、使用した重量の多い順に、原材料の名称が表示することが義務づけられています。すなわち、表示欄記載の順番が終わりに近い方が、使用量はより少ないことになります。

 食品の原材料名表示を確認するときのポイントは 「酒」の文字です。アルコール成分を含む原材料名には、「洋酒」「酒精」「粉末酒」など「酒」の文字が使われていることが多いです。

 「酒精」とは、エチルアルコール(お酒に含まれるアルコール成分)のことです。

 「粉末酒」は、お酒を加工して水分を取り除き、香とアルコール分を粉末化したもので、形状は粉末でも、成分はお酒です。そのため飲料のお酒と同様、一定量を摂取すれば酒酔い状態となります。近年、加工のしやすさから、さまざまな食品に粉末酒が使われるようになってきています。

参考

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