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[2018年10月9日:更新]
[2016年6月29日:公表]

保証期間内の修理、送料は誰が負担する?

質問

 購入後3週間でプリンターの電源が入らなくなり、メーカーに問い合わせて修理に出すことになりました。その際、「保証期間内で修理は無料だが、メーカーへの送料は消費者負担」と言われました。こちらに非があるわけでもないのに、送料を負担しなければならないのでしょうか。

回答

 家電製品などのメーカーが一定期間内に起こった故障等について無料で修理する旨を示す「保証期間」は、メーカーが自主的に定めたサービスです。メーカーによって対応に違いはありますが、送付修理では送料のうち片道分を消費者負担にしている場合が多いようです。ただし、製品に契約時には知りえなかった「瑕疵」(通常備えるべき性能等を備えていないこと)があった場合は、原則として販売店に無償修理を求めることができます。

解説

 送料をどちらが負担するかについて決まりはありません。多くの場合、メーカーは製品に「保証書」を同梱(どうこん)し、一定期間内に通常の利用によって故障等が起きた場合には無料で修理する旨を表示しています。

 この場合の「無料」の範囲は、修理そのものに限定されるケースがほとんどです。送付によって修理を依頼する場合の送料について、メーカーでは、消費者とメーカーで片道分ずつ送料を負担するよう定めているケースが多いようです。中には全国一律の負担額での引取修理も行っているケースや、高額な商品については往復の送料をメーカーが負担しているケースもあります。

 店舗やメーカーサービスセンターへの持ち込み修理であればそこまでの送料はかかりませんが、メーカーに製品を送付して修理を求める場合には、製品の取扱説明書や保証書、メーカーのウェブサイトで送料の負担について確認しましょう。

 ただし、製品に契約時には知りえなかった瑕疵(隠れた瑕疵)があって、売り主である販売店が「瑕疵担保責任」を負う場合、消費者は損害賠償等の請求をすることができます(注)。そのため、消費者が「製品に隠れた瑕疵があったこと」を証明できれば、原則として販売店に無償修理を求めることができます。修理のために販売店からメーカーへ製品を送る場合の送料等を消費者が負担する必要はありません。

 お困りの際にはお近くの消費生活センター等(消費者ホットライン188)にご相談ください。

  • (注)損害賠償等の請求は、事実を知ってから1年以内に行う必要があります。(民法566条、570条参照)。