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[2015年1月8日:公表]

振替輸送が利用できないICカード乗車券

質問

 友人宅に行く途中、列車事故で途中駅に足止めとなりました。別会社の路線に振替輸送を求めたところ「ICカード乗車券(以下:ICカード)は振替できない」と言われ、運賃を別払いしました。券売機で発行された乗車券や定期券を持っている人は、振替輸送が受けられるのに納得できません。



回答

 ICカードは、改札出場時に目的地と運賃が確定する、という考え方に基づき、振替輸送の対象外としている鉄道会社があります。利用する鉄道会社の旅客営業規則(約款)を確認し、場面に応じて乗車券との使い分けも考えてみましょう。



解説

 鉄道やバスの運賃支払いにおけるICカードの普及が進み、消費税の転嫁単位額の違いから、同じ利用区間でも券売機発行の乗車券とICカードで運賃額が異なることもあり、ICカードを積極的に利用する人が多くなっています。

 関東エリアを中心として、ICカードは「目的地駅の改札出場時点で運賃額が確定し、チャージ額から引き去られる」ルールとなっており、改札入場時点では「目的地未確定」で利用していることになります。よって、事故などで運行が止まった場合、別会社の路線を振替輸送の対象として利用する場合、その区間の運送契約を新規に結ぶものと扱われることから、運賃が必要になる、という理屈です。

 乗車券や回数券、定期券(ICカード定期券を含む)のように、あらかじめ利用区間を定めて購入した券を持っている場合は、その区間の範囲であれば、振替輸送が受けられるようになっています。

 一方、関西エリアでは、所定の手続きを経ることで、ICカードでも振替輸送を受けられる鉄道会社があります。このように、利用する鉄道会社の旅客営業規則(約款)によって、取り扱い方法が異なるので、よく利用する路線については、鉄道会社のテレホンセンターや駅係員に確認しておくのも良いでしょう。



参考



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