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[2015年12月24日:更新]
[2014年3月27日:公表]

ガソリンスタンドで「このままでは危険」とタイヤの交換を迫られた

質問

 ガソリンスタンドで給油したところ「タイヤのミゾがすり減っていて、このまま走ると危ない、今すぐタイヤ交換が必要」と、その場での交換を勧められました。不安になって、勧められるままに交換してしまいましたが、高額だし、本当にその必要があったのかどうかも、今となっては怪しいと思います。

回答

 「スリップサイン」が出ているタイヤを装着し続けることはできません(「スリップサイン」とは、タイヤの残りのミゾが1.6mmになるとミゾが途切れて、タイヤのすり減りが分かるようになっているサインのことで、タイヤの横にある△マークのところのミゾを見ます)。「スリップサイン」が出ているか、自分で見てみましょう。

 急がされてその場で決めてしまうのは、トラブルにつながる可能性が高くなります。たとえタイヤ交換の必要性があったとしても、タイヤの交換は、ガソリンスタンド以外に、ディーラー、自動車用品量販店、タイヤ専門ショップ、整備会社など、いろいろなところでできます。見積もりを取り、比較検討してから依頼しましょう。

解説

 ガソリンスタンドでの給油をきっかけに、オイル・タイヤ・バッテリー・冷却液などを「交換(や追加)しないと危険」と言われ、不安を感じてその場で契約し、交換や追加したものの、なじみのディーラーに後日たずねたところ「必要性は疑わしい」と言われた、という相談がしばしば寄せられています。中には、安全性には直接関係ないマフラーの塗装や足回りのコーティングなどまで、「このままでは危険」と勧め、焦らせて契約を迫るケースさえあります。

 たまたま立ち寄ったガソリンスタンドで交換や修理を勧められても、即断せず日頃の点検などで車両状態を知っているディーラーや整備会社等に相談するなどして、交換・修理するか否か、またするとしたらその事業者と契約するかを比較・検討しましょう。

 一方、乗用車の所有者・運転者においても、日頃から乗用車の点検・整備を行う義務があります(道路運送車両法第47条)。前照灯や方向指示器の動作、タイヤ・オイル・バッテリーなど、基本的な車の状態は把握できるようにしましょう。大切な日常の足である乗用車の構造、動作の基本的な知識について、身につけておくことも必要です。

 困ったときには、お近くの消費生活センターにご相談ください。

参考