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[2014年2月27日:公表]

「火災保険を使って屋根修理」というチラシをもらったが、本当?

質問

 「屋根の修理は火災保険を使えば無料でできる場合がある」、というチラシをもらった。そんなことが本当に可能なのか。



回答

 火災保険等には自然災害による家屋や付属設備の損害も補償する商品があり、これを当て込んだセールスと思われますが、トラブルも多いので十分注意しましょう。



解説

 「火災保険を使って、屋根や雨どいを無料修理!」との触れ込みで業者が訪問し、「保険金申請は当社が代行する。すぐ工事しよう」と迫られたがどうすればよいか、等の相談が寄せられています。中には、自然損耗・経年劣化による「見栄えが悪い」程度の屋根や外壁を狙ったセールスも見受けられます。

 実際にセールスしている会社と、あなたが加入している保険会社は、往々にして無関係であり、工事をしても費用が必ず保険でまかなわれるとは限りません。保険金が出たとしても、申請代行した業者が申請手数料を先取りするケースもあります。また、契約をキャンセルした場合に、多額の違約金を請求されるといった相談も寄せられています。

 そもそも、これら保険の目的は、自然災害によって発生した家屋・家財の損害を補てんするためであり、家屋のリニューアル等に用いることは不適切です。

 そのため、保険会社の査定によっては契約違反とみなされ、いったん支払われた工事代金の返還を求められ、契約していた保険契約そのものまで無効になることもありえます。この場合でも、工事と保険は無関係なので、工事済みであれば業者への代金支払義務は残ります。

 火災保険の補償範囲は、商品や契約内容によって様々です。実際に自然災害による被害・損害が発生した場合、速やかに被害状況の記録を残しつつ、契約内容と補償範囲を再確認し、すぐに契約先の保険会社に相談して、査定を受けるようにしましょう。損害程度によっては、自治体発行の罹災(りさい)証明書が必要になることがあります。

困ったときには、お近くの消費生活センターにご相談ください。



参考



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