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[2013年11月22日:公表]

LCCのメリットとデメリット

質問

 いわゆるLCCの航空券を予約後にキャンセルしたが、キャンセル料が高い。

回答

 安い運賃には理由があります。予約前に、各航空会社の利用条件をしっかりチェックしましょう。

解説

 LCC(Low Cost Carrier)は、機材運用の効率化や、カウンター業務の機械化・自動化などで運航コストを圧縮し、運賃の安さを前面に打ち出した航空会社を指します。よって、人手を必要とするサービスは、おおむね別料金になると考えておいたほうがよいでしょう。

 また、予約から搭乗まで、LCC各社で運送約款やチェックイン時間などのルールが異なっていると言っても過言ではありません。特に飛行機の利用に慣れていない人は、予約する前に各航空会社のウェブサイトなどで、利用方法や条件、規則類をよくチェックしておきましょう。

 予約はウェブが中心となり、電話や空港カウンターでの予約は、別に手数料を求められるケースがあります。購入した航空券は、利用者都合による変更や払い戻しができないことが多く、できたとしても高率のキャンセル料が設定されている場合がほとんどです。

 運賃については、従来の航空会社の同じ区間に比べて非常に安い便もありますが、季節、曜日、時間帯、イベントなどに伴う需給に連動し、きめ細かい運賃設定が行われており、利用希望が多くなる便では、思ったより安くなかった、ということもあります。

 飛行機についても、最小限の機体数と時間管理で運用しています。天候や機材故障、混雑によって発着が遅れると、折り返す便もドミノ倒しのように遅れたり、欠航したり、定時性が従来の航空会社に比べて劣る傾向があります。欠航しても、他社便への振替などは基本的に行われないため、利用区間によっては、代替手段も事前に検討しておく必要があります。

 事前の座席指定や、機内でのドリンクや食事、一定のサイズや個数を超える手荷物も別料金であることが多く、LCCの場合、運賃とは「目的地までの座席を保証する」程度のサービスと割り切りましょう。

 最安値の運賃だけを見て「何が何でもLCC」ということではなく、荷物の量や、空港へのアクセスを含めた移動時間、運航が乱れたときのケア、機内サービスなども踏まえ、鉄道や高速バス、従来の航空会社と比較検討し、賢く快適に移動しましょう。

参考