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[1995年10月16日:公表]
こんにゃく入りゼリーで、死亡事故が起きています!
消費者被害速報からNo.3
国民生活センター
一口大のプラスチックのカップ容器に入った「こんにゃく入りゼリー」がヒットしている。メーカー数約40数社、年商500億円産業という情報もある。国民生活センター危害情報システムに、このこんにゃく入りゼリーで乳幼児が死亡したという事故が2件報告された。このほか、あやうく死亡を免れたという事故の報告もある。
当センターは、現在原因究明のためのテスト、専門医のヒアリング等の調査を進めているが、事故の再発を防止するため、速報として、概要を公表することにした。こんにゃく入りゼリーの全商品が危険であるのか、特定の銘柄のみが危険であるのかは判明していないが、当センターが調査終了後に続報を公表するまで、とりあえずすべての一口サイズのこんにゃく入りゼリーに注意してほしい。
1.事故の概要
〔事故1〕
一口サイズのこんにゃく入りゼリーを凍らせ1歳半の子どもに食べさせたところ、子どもが一口に頬張ってしまった。急に咳き込んだようになり、喉に詰まらせてしまった。すぐに家族のものが近くの病院に連れていきそこで応急処置を施し、その後救急車で設備の整った病院へ運ばれたが、入院後約40日後に死亡した。
(事故年月1995年7月)
〔事故2〕
一口サイズのこんにゃく入りゼリーを6歳の子どもが食べていて喉に詰まらせた。近所の病院へ連れていき、応急処置を施してもらい、その後救急車で救急救命センターへ運ばれた。意識が一度も戻らないまま5日後に死亡した。
(事故年月1995年8月)
〔事故3〕
2歳の男児がおやつに一口サイズのこんにゃく入りゼリーを食べていた。母親が台所に行っているあいだに喉に詰まらせてしまった。母親が気がつきあわてて子どもを逆さにし口に手を入れ、ようやくゼリーを吐き出させた。
(事故年月1994年6月)
2.問題点
食物による窒息事故としては、昔から餅やあめ玉が知られるところであるが、こんにゃく入りゼリーは、新商品であるため消費者に危険の認識度が低いこと、子どもも食べる菓子類であることなどから、事故の拡大が懸念される。以下は、こんにゃく入りゼリーの問題点と考えられる事項である。
(1) 普通のゼリーより硬く、弾力性も強いこと
(2) 一口大の大きさであるため、切って食べるには小さすぎ、スムースに喉を通るには大きすぎる、つまり「喉につかえやすい」大きさであること(ちなみに、(社)日本玩具協会が定める玩具の安全基準を参考にすると、危険な玩具に相当する大きさである。)
(3) カップを口に当てて、中のゼリーを吸い出して食べるものであるため、口の中に勢いよく入ることになり、一気に喉に達することが十分考えられること。
3.消費者へのアドバイス
(1) 乳幼児にこんにゃく入りゼリーを食べさせるときは、スプーンなどで小さくして与え、親がそばについていること
(2) 凍らせたものでも事故が発生しているので、注意すること
(本件に関する問い合わせ先:相談・危害情報部 危害情報担当)




