通販サイト、カード会社、宅配便事業者などをかたる偽SMS・メールに警戒を!−身近な事業者からの不安なメッセージ、じつは危険な“フィッシング”かも−
*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文[PDF形式]」をご覧ください。
通販サイト、クレジットカード会社、宅配便事業者などの実在する組織をかたるメールやSMS(ショートメッセージサービス)を送信し、パスワードやID、暗証番号、クレジットカード番号などの個人情報を詐取するフィッシングに関する相談が全国の消費生活センター等に寄せられています。
かたられる事業者等と偽SMS・メールの内容
- 通販サイト・
フリマサイト
(アプリ) - 「支払い方法に問題がある」
「不正利用が確認された」
「アカウントで異常な動作が検出された」
など - クレジット
カード会社・
金融機関 - 「カードの不正な取引があった」
「本人の利用かどうか確認させてほしい」
「回答がない場合、カードの利用制限が継続される」
など - 宅配便事業者
- 「お客様宛にお荷物のお届けにあがりましたが不在の為持ち帰りました。下記よりご確認ください」など
- 携帯電話会社
- 「支払いが滞っている」
「通信サービスの停止と契約解除通告のお知らせ」
「携帯電話料金未納の為、今日までに○○万円を支払うように」
など - 公的機関
- 「未払いの税金がある」
「納付期限を経過した税金を完納していません」
など
相談事例
通販サイトからSMSが届きクレジットカード番号を入力したら覚えのない請求がきた
通販サイトから「支払い方法に問題がある」とのSMSがスマートフォンに届いた。疑いもせず指示通りに添付のURLをタップし、クレジットカード番号や住所を入力した。その後、クレジットカードの請求明細を確認したら、合計約4万円の身に覚えのない決済があった。クレジットカード会社には状況を伝えたが、今後どうしたらよいか。
(2022年1月受付 30歳代 男性)
消費者へのアドバイス
- あせらず冷静に! メールやSMSに記載されたURLには安易にアクセスしないでください。
- フィッシングサイトにアクセスしてしまっても個人情報は絶対に入力しないでください。
- フィッシングサイトにID・パスワード等を入力してしまったらすぐに変更し、クレジットカード会社などにも連絡しましょう。
- ブックマークした正規のURLや正規のアプリからアクセスすることを日ごろからの習慣にしましょう。
- 迷惑SMSやメール、ID・パスワード等の不正利用への事前対策をしておきましょう。
- 不安に思った場合や、トラブルが生じた場合は、すぐに最寄りの消費生活センター等へ相談しましょう。
- *消費者ホットライン「188(いやや!)」番
- 最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。
啓発資料
本件連絡先 相談情報部
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。
[報告書本文] 通販サイト、カード会社、宅配便事業者などをかたる偽SMS・メールに警戒を!−身近な事業者からの不安なメッセージ、じつは危険な“フィッシング”かも−[PDF形式](801KB)
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