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[2016年3月17日:公表]

突然動き出した電気掃除機(相談解決のためのテストから No.97)

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文(PDF)」をご覧下さい。

消費生活センター等の依頼に基づいて実施した商品テスト結果をご紹介します。

 「電気掃除機の電源プラグをコンセントに挿したままにしていたところ、スイッチを切っていたにもかかわらず掃除機が突然動き出した。原因を調べて欲しい。」という依頼を受けました。

 当該品は消費電力が1000Wのサイクロン式の掃除機で、持ち手のハンドル部分にあるスイッチ(以下、「操作スイッチ」という。)を操作して、吸引力の調整と運転のオン・オフができるものでした。

 当該品の外観には破損や変形した部位などは見られませんでしたが、操作スイッチには通常の使用によると考えられる傷や埃(ほこり)の付着が見られました。

 また、当該品に通電したところ、操作スイッチが運転「オフ」の位置にもかかわらず動き出し、操作スイッチでは運転を止めることができなかったことから、操作スイッチに何らかの異常があるものと考えられました。

 そこで、操作スイッチの調査を行ったところ、操作スイッチには電源のオン・オフ及び吸引パワーの調整をするときに動かす(スライドさせる)つまみに連動して抵抗値が変化するスライドボリュームという部品が使われていましたが、当該品は同型品と比べて低い抵抗値を示し、運転「オフ」の位置では、オン・オフを繰り返す度に異なった値となり不安定な値でした。

 さらに、当該品のスライドボリュームの摺動(しゅうどう)面は、薄茶色に変色している部位が見られ、全体的に薄黒く汚れており、接触子が摺動した痕が黒く線状に付着していたことから、抵抗体と導体の上を接触子がスライドすることで生じた摩耗粉が含まれている可能性が考えられました。

 以上のことから、当該品が突然動き出した原因として、スライドボリュームの抵抗値が内部に付着した汚れなどにより不安定となり、運転条件を満たす抵抗値になったことに加えて、電源プラグがコンセントに挿したままであったことが考えられました。

 依頼センターが今回のテスト結果を製造事業者に説明し、相談者へ購入代金が返金されました。同型品は生産を終了しているとのことです。



本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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