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[2016年3月17日:公表]

商品名にWaterproofとあるが、水が浸入したスマートフォンのケース(相談解決のためのテストから No.96)

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文(PDF)」をご覧下さい。

消費生活センター等の依頼に基づいて実施した商品テスト結果をご紹介します。

 「Waterproofを謳(うた)ったスマートフォンのケースをプールで使用していたところ、水が浸入しスマートフォンが故障した。水が浸入した原因を調べてほしい。」という依頼を受けました。

 当該品は、商品名に「Waterproof」(防水)という言葉を含んだスマートフォン用のケースで、長手方向(縦)に2重のファスナーがある商品でした。

 相談者は、当該品の2重ファスナーを閉めて首にかけ、下の部分が水に浸かった瞬間、水がケース内に浸入し、スマートフォンに水が付いたとのことでした。

 外観を調査したところ、ケース本体にピンホールなどの穴や接合部の破れなど、水が浸入するような損傷箇所は見られず、開閉部の2重のファスナーにも損傷は見られませんでしたが、外側のファスナーを閉めると、スライダーと接合部の間に隙間が見られました。

 相談者からの申し出に沿って、ケース本体の開閉部を開けてスマートフォンの模型を入れてからファスナーを閉め、開閉部を端から端までなでるように3往復なぞって開閉部を密着させた後に、水の張った水槽にケース本体の下半分を水没させて、水が内部へ浸入するのかを確認しました。その結果、当該品と同型品(3個)の全てで、水が内部へ浸入しました。

 また、防水に関する注意表示を調べたところ、「本製品は、完全防水ではございません」、「二重構造のダブルファスナーをしっかり閉めたことを確認して使用ください」、「サイドのダブルファスナーをきっちり閉めると防滴効果を発揮します」との表示がありました。しかし、ケース本体を水に沈めた場合の浸水に対する注意表示はありませんでした。

 以上、当該品は水没した場合にファスナーと接合部の隙間から内部へ水が浸入する構造でした。また、完全防水でない旨は表示されていたものの、水没した場合に水が内部へ浸入する旨の注意表示が見られないことから、消費者の防水性能に関する誤認を防ぐために注意表示や商品名の改善が望まれました。

 事業者はインターネット上の表示を「防水」から「防滴」に変更しました。また、現在の商品は商品テストを基に改良し、注意書きを入れているとの回答がありました。


本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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