なくしてからでは遅い!携帯電話の紛失・盗難に備えて−「不正利用されて高額請求」、「データの流出が心配」等の相談が増加!−
*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文[PDF形式]」をご覧ください。
全国の消費生活センターには携帯電話の紛失・盗難に関する相談が複数寄せられている。2013年度、その件数が増加した。
相談内容をみると、「なくした携帯電話が不正に利用され、高額請求を受けた」等の金銭的被害を伴う相談、「紛失・盗難時に受けられると思っていた補償サービスが受けられなかった」というサービス内容の事前の認識不足による相談や、「携帯電話に入っているデータの流出が不安だ」等のセキュリティーに関する相談がみられる。こうしたトラブルは、事前に契約内容や対処方法を確認し、準備しておくことでリスクを最小限に抑えることができる。
そこで、最近寄せられた具体的な事例を紹介し、携帯電話の紛失・盗難に備えた事前の心構えと準備を消費者に呼びかける。
相談事例
- なくした携帯電話を不正使用され、高額な料金を請求された
- 紛失・盗難時に回線を止めた場合の利用料等の請求に納得できない
- 紛失・盗難時に利用できるはずの補償サービスが利用できなかった
- なくした携帯電話内のデータ流出が心配だ
- 見つかったことを知らずに新しいスマートフォンを購入してしまった
消費者へのアドバイス
紛失・盗難時に必要となる行動
携帯電話の紛失・盗難時に利用できるサービスの手続き方法、連絡先等を事前に確認しておき、迅速に行動する
日頃からの備え
- 普段から消費者自身で設定できる携帯電話端末のロック機能等を活用する
- 携帯電話をなくした際に利用できるサービスや機能、端末補償サービス内容を確認し、必要に応じて加入、登録しておく
- 携帯電話端末内に入れてあるデータのバックアップを取っておく
- 新しい携帯電話を購入する際は、携帯電話会社等に届けられていないかを確認する
図. 携帯電話の紛失・盗難時における行動の流れと備え(例)
不安に思ったり、トラブルとなったら最寄りの消費生活センターに相談する
情報提供先
- 消費者庁 消費者政策課
- 内閣府 消費者委員会事務局
- 警察庁 生活安全局 地域課
- 総務省 総合通信基盤局 電気通信事業部 消費者行政課
- 電気通信サービス向上推進協議会
本件連絡先 相談情報部
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。
※[PDF形式]で作成した文書を開くにはAdobe Readerが必要となります。PDF形式の閲覧方法について