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[2014年1月23日:公表]

婦人靴のヒールが取れて踵に受傷(相談解決のためのテストから No.60)

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文(PDF)」をご覧下さい。

消費生活センター等の依頼に基づいて実施した商品テスト結果をご紹介します。

 「約2年前に購入した婦人靴を履いて階段を下りたところ、高さが約5cmのヒールが取れ、靴底に残った釘が右足の踵(かかと)に刺さって負傷した。ヒールの取付強度に問題がないか調べてほしい。」との依頼を受けました。

 この商品は太いヒールのパンプスで、右足用のヒールは完全に脱落し、固定用の5本の釘のうち、3本は折れ、2本はヒールから抜けていました。折れていた釘の破断面を拡大観察したところ、破断面の形状から2本の釘は疲労破断と推察され、取付強度が低下してヒールが取れたと考えられました。

 次に、ヒール取付部の様子を当該品及び当該品の同型品(新品)と参考品とで比較したところ、これらのヒールを固定する釘は、参考品と本数は同じでしたが直径が細く、またヒール取付面に接着剤が使用されていなかった、または少なかった可能性がありました。さらに、ヒールの取付強度を調べたところ、これらは参考品より取付強度が弱いことが分かりました。

 依頼センターから製造事業者にテスト結果を伝えたところ、「お客様の安全・安心を守るためにヒール取付方法の見直しや製造技術の向上など、製品品質の向上に努めてまいります。」との回答がありましたが、品質には問題がないとの見解でした。そこで、相談者がテスト結果を踏まえて購入先に交渉したところ、購入先から相談者に購入代金が返金されました。また、依頼センターから購入先にテスト結果を伝えたところ、購入先と製造事業者で改善策が協議され、ヒールの取付基準等が取り決められ、購入先の内部基準の見直しも行われました。



本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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