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[2013年10月11日:公表]

「ねらわれてます高齢者 悪質商法110番」実施結果

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文[PDF形式]」をご覧ください。

 国民生活センターでは、高齢者の消費者被害の未然防止のため、敬老の日(9月16日(月曜))をはさんだ9月14日(土曜)〜20日(金曜)を「高齢者相談ウィーク」として高齢者からの相談に積極的に取り組むこととし、特に17日(火曜)・18日(水曜)の2日間は、高齢者被害の掘り起こしと注意喚起を目的に「ねらわれてます高齢者 悪質商法110番」を実施し、合計57件の相談が寄せられた。以下、実施結果を報告する。

相談の特徴

  • 詐欺的な投資被害(「ダイヤモンドの買え買え詐欺」を含む)と健康食品の送りつけ商法に関する相談が全体の半数近く(約45%)寄せられた。
  • 契約購入金額の平均は約695万円(金額が不明及び0円のものを除く37件で集計)となっている。また、既支払金額の平均は約802万円であり(既支払の26件で集計)、非常に高額になっている。

相談事例

【事例1】
適格機関投資家等特例業務として届出されていることを確認し、信用して投資したが、連絡が取れなくなった。
【事例2】
ダイヤモンドを購入するのに名義を貸してほしいと頼まれ、お金を宅急便で送ってしまった。お金を返してほしい。
【事例3】
健康食品を送りますという電話が頻繁にかかってきて迷惑している。
【事例4】
国の機関を名乗って不審な電話がかかってくる。

消費者(特に高齢者)へのアドバイス

  1. 高齢者をねらった詐欺的な勧誘が横行しています。契約書にサインしたりお金を払う前に、必ず家族や友人等に相談してください。
  2. 複数の業者が登場してくる「買え買え詐欺」に十分に注意してください。早めにきっぱりと断ってください。
  3. 健康食品の送りつけ商法が増えています。申し込んだ覚えがなければ商品の受け取りを拒否してください。
  4. 過去に被害にあわれた方は「二次被害」にあわないよう特に注意してください。
  5. 少しでも疑問や不安を感じた場合は、すぐに消費生活センターに相談してください。
  6. 日頃から家族やホームヘルパーなどの身近な人による高齢者への見守りが大事です。

本件連絡先 相談情報部
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。

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