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[2013年8月2日:更新]
[2013年3月28日:公表]

医療機関ネットワーク事業からみた家庭内事故−子ども編−

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文(PDF)」をご覧下さい。

 2010年12月から2012年12月末までの約2年間で、医療機関ネットワーク事業(注1)に参画する13医療機関から9,889件の事故情報を収集した。子どもを対象とした医療機関からの事故情報が多く寄せられたことから、年齢別では12歳以下の子どもの事故(注2)情報が7,997件と全体の約8割を占める。

 12歳以下の事故情報7,997件のうち、事故発生場所が「住宅内」のものは5,390件と約7割を占めていることから、住宅内で起こった事故を「家庭内事故」として、事故の事例を中心に危害の種類と内容について分析結果をまとめた。

  1. (注1)医療機関ネットワークとは、2010年12月から運用が開始された消費者庁と国民生活センターとの共同事業で、消費生活において生命または、身体に被害が生じる事故に遭い医療機関を利用した被害者から、事故の詳細情報を収集するものである。
  2. (注2)本資料では0歳-12歳までを「子どもの事故」として分類した。

事例等からみた子どもの家庭内事故の特徴

  1. 階段・ベッド・ソファからの転落
  2. 風呂場での転倒、溺水(できすい)
  3. 調理器具や食料品、暖房器具等によるやけど
  4. タバコ、電池等の誤飲・誤嚥(ごえん)


主な事例

【事例】
 ソファから落ちてしまい、腕を骨折した。
(2011年9月発生、1歳1カ月、女児、重症)
【事例】
 母が洗い場で身体を洗っている最中、浴槽の中に立っておもちゃで遊んでいた。母が目を離したときに滑る音がしたため見てみると、水面にうつぶせに浮いて手足をバタつかせて溺れていた。
(2012年2月発生、1歳8カ月、女児、中等症)
【事例】
 台所にあった電気ポットのお湯をかぶってしまい、前胸部と背部に2度のやけどを負った。
(2012年10月発生、9カ月、男児、重症)
【事例】
 テーブルの上に置きっぱなしだったタバコを子どもが食べていた。
(2011年6月発生、10カ月、男児、軽症)


事故を防ぐための注意点

 子どもは日々成長・発達し、昨日はできなかったことが今日はできるようになります。その過程では必ず事故は発生するということを理解しましょう。事故の予防に取り組むときには、自分の子どもの月齢や年齢で起こりやすい事故、重症化しやすい事故、発生頻度が高い事故は何なのかを知り、それに対して家庭内の環境設備を整えて予防策をとることがとても重要です。

 例えば、階段やベッド等からの転落を防ぐには、階段に行かないように柵を設置することや、ベビーベッドの柵は常に上げておき、柵がない大人用ベッドやソファ等には寝かせないようにしましょう。誤飲してしまいそうな小さいサイズのものは床から1m以上の高さに置くことや、一口サイズのある程度固い食べ物は切って食べさせ、飲み物の容器には食品以外のものを入れないようにしましょう。やけどをする危険がある電気や熱を発する家電等は、子どもの手が届くところに置かない等、こまめに片付ける手間を惜しまないことも重要です。

  1. 子どもを高さがある場所に乗せたら目を離さないようにしましょう。柵や囲い等で転落を防ぎましょう
  2. 入浴中は子どもから目を離さないようにしましょう。入浴中以外でも、子どもが風呂場に簡単に近づけないようにしましょう
  3. 火や電気等のやけどを負う危険があるものには子どもを近づけないようにしましょう
  4. タバコや電池等は子どもの手に触れるところに置かないようにしましょう
  5. 商品選びを工夫しましょう


情報提供先

  • 消費者庁 消費者安全課
  • 消費者委員会事務局



本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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