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[2012年12月14日:公表]

ウインドーガラスが割れない自動車用緊急脱出ハンマー その2

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文(PDF)」をご覧下さい。

目的

 「購入した自動車用緊急脱出ハンマーが回収対象商品(注1)と類似しているため性能について調べてほしい。」というテスト依頼(2012年5月受付)が消費生活センターから寄せられたため商品テストを行ったところ、当該品はウインドーガラスをたたいたときの衝撃により、金属ヘッドを支えるプラスチックが破損や変形することがあり、ウインドーガラスをたたいても割ることができないものがあることがわかった。そこで、当該品(写真)について消費者に注意喚起するため情報提供を行うこととする。2012年11月末現在、PIO-NET(注2)には自動車用緊急脱出ハンマーに関する事故事例は寄せられていない。なお、平成24年5月には自動車用緊急脱出ハンマーについて商品テスト(注3)を実施し、注意喚起を行っている。

  1. (注1)「ウインドーガラスが割れない自動車用緊急脱出ハンマー」(平成24年4月27日公表)
  2. (注2)PIO-NETとは、国民生活センターと全国の消費生活センターをオンラインネットワークで結び、消費生活に関する情報を蓄積しているデータベースのこと。
  3. (注3)「自動車用緊急脱出ハンマーの性能−シートベルトカッターが付いているものを対象に−」(平成24年5月10日公表)

写真.当該品の外観
当該品外観の写真



テスト結果

  • 外観観察したところ、ウインドーガラスを破砕する金属ヘッドは2カ所に付いていた。金属ヘッドの先端部はやや丸みを帯びた形状であった。
  • 本体を分解観察したところ、2カ所の金属ヘッド間には何も構造物はなく、空洞になっており、金属ヘッドは、金属ヘッド自身の溝が本体プラスチックの突起部分(幅:2mm未満)に、はまることで固定されていた。
  • GSマーク認証試験を参考にしたウインドーガラス破砕性能テストを行ったところ、15検体中7検体ではウインドーガラスを割ることができたが、残りの8検体ではウインドーガラスを割ることができず、金属ヘッド周辺のプラスチックが破損したり、金属ヘッド自体が本体内に入り込んだりした。
  • GSマーク認証試験を参考にしたテストでウインドーガラスを割ることができなかった8検体を分解観察したところ、どの検体も金属ヘッドの溝がはまっていたプラスチックの突起部分が破損や変形を生じていた。


事業者の対応状況

 本件に関して当センターからのテスト結果を受け、発売元である株式会社カクセーは国土交通省に自主改善の報告を行うとともに、自主回収を行うこととした。



情報提供先

  • 消費者庁 消費者安全課
  • 国土交通省 自動車局 審査・リコール課
  • 消費者委員会事務局
  • 一般社団法人日本自動車工業会
  • 一般社団法人自動車用品小売業協会


動画




本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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