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[2012年10月4日:公表]

履いていて湿疹が現れるようになった婦人用ブーツ(相談解決のためのテストから No.30)

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文(PDF)」をご覧下さい。

消費生活センター等の依頼に基づいて実施した商品テスト結果をご紹介します。

 婦人用ブーツを毎日履いていたところ、約1カ月後に右足や背中などに湿疹が現れた。商品に問題がないか調べてほしい、という依頼を受けました。

 ブーツの布地は4層構造になっており、内側と外側はポリエステル、中間のスポンジ層はポリウレタン、フェルト状の層はポリエチレンが主材でした。ブーツ右足の内側のくるぶしの部分には破れがあり、中まで穴が貫通していました。

 足に直接触れる内側表面は中性であり、皮膚刺激性物質であるホルムアルデヒドは検出されませんでした。ブーツの内側、外側部分には、分散染料の使用が考えられましたが、エコテックス規格に定められたアレルギー誘発性分散染料20物質については、検出されませんでした。ただし、分散染料は数百種類あるとされ、この20物質以外にもアレルギー性接触皮膚炎の事例のあるものが確認されています。また、スポンジ層からは皮膚感作を引き起こすおそれのある2,4−ジアミノトルエンが、エコテックス規格の基準値を超えて検出されました。ブーツ右足に内側まで貫通する穴が開いたことで皮膚への暴露が起こり症状につながった可能性も考えられました。

 このテスト結果を受けた依頼センターのあっせんにより、事業者から相談者に治療費と商品代金が支払われることになりました。また、事業者から今回のテスト結果を今後の商品設計等に役立てたいとの回答がありました。



本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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