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[2011年12月22日:公表]

比較的安価な放射線測定器の性能−第2弾−

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文(PDF)」をご覧下さい。

 2011年9月8日に「比較的安価な放射線測定器の性能」(以下、「前回のテスト」とする)について公表したところであるが、住民がホットスポットを発見して報道されたり、新機種が市場に投入されるなど、放射線測定器はなお注目を集めている。こうした状況を踏まえ、前回のテストで対象にしていない放射線測定器について追加で調査を行うこととした。

 PIO-NETには2011年3月11日の震災以降2011年11月末までに「放射線測定器」に関連すると考えられる相談が680件と、非常に多く寄せられている。そこで、比較的安価な放射線測定器が放射性セシウムを正しく測定できるかについてテストし、情報提供することとした。

 テスト対象銘柄は、国内で販売されている1万円以上10万円未満で購入できるもので、前回のテスト対象銘柄と重複しない5銘柄と、校正済の参考品1銘柄である。


主なテスト結果

自然放射線の測定試験

  • テスト対象銘柄は、いずれも参考品よりも大きい値を示す傾向がみられた。

セシウム137由来のガンマ線測定試験

  • テスト対象銘柄は、照射線量率と測定値に相関がみられ、1μSv/h以上では照射値に近似した値を示したが、一部の銘柄で測定値が不正確なものがあった。0.1μSv/h付近の低い線量率では、いずれの機種も正確に測定できなかった。

表示

  • 一部の銘柄に、食品等の測定に使用される等の表示がみられたが、暫定規制値程度の微量の汚染を正確に測定する目的では使用できないと考えられた。
  • ほぼ全ての銘柄に、測定開始から一定時間を待つことで測定値が安定する旨の表示がみられた。これらの銘柄について、表示を参考にして一定時間待ってから測定したところ、測定値が安定することが確認できた。


消費者へのアドバイス

  • 今回のテストを実施した比較的安価な放射線測定器でも、食品・飲料水等が暫定規制値以下かどうかの測定はできない。食品等の汚染検査が必要な場合は専門機器を所持している機関に相談すると良い。
  • 機器の取扱方法や特性を理解して測定し、得られた結果は、公表されているデータ等も参考にして総合的に判断すると良い。


事業者への要望

  • 一部の銘柄で、食品等の測定に使用される等の表示がみられたが、食品等の汚染が暫定規制値以下であるかどうかの判定はできないことを明記するよう要望する。
  • セシウム137由来のガンマ線測定試験の結果、照射値に応じた相関は確認できたが、測定値が不正確な銘柄があったので、製品の改善及び販売時の調整を要望する。


行政への要望

  • 比較的安価な放射線測定器では、食品や飲料水等が暫定規制値以下かどうかの判定はできないことを周知徹底するよう要望する。
  • 公開されている空間線量率等の測定箇所を増やす等、情報の拡充を要望する。


要望先

  • 消費者庁 消費者政策課


情報提供先

  • 農林水産省 消費・安全局 消費・安全政策課
  • 文部科学省 科学技術・学術政策局 原子力安全課
  • 文部科学省 スポーツ・青少年局 学校健康教育課
  • 消費者委員会事務局
  • 社団法人日本通信販売協会



本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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