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[2011年12月8日:公表]

家庭用電動工具の使い方に注意!−指の切断や内臓損傷の事故も−

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文(PDF)」をご覧下さい。

 電動工具は、「切る」、「穴をあける」、「削る・磨く」など様々な作業で使われ、種類も多くある。最近では、一般消費者向けの商品が数多く売られているなか、ホームセンターで電動工具をレンタルしているところもあり、購入しなくても手軽に電動工具に接する機会がある。しかし、便利な電動工具も使い方に注意しないと、思わぬ大事故を引き起こしかねない。

 PIO-NETには、家庭用電動工具に関する相談件数が、2006〜2011年9月末までの約5年間で357件寄せられており、そのうち「自宅でゴム製の角材を電動のこぎりで切断中、電動のこぎりが手を離れて跳ね上がったときに右手の中指を切断した」などのような危害情報が19件、危険情報が21件寄せられている。

 また、2010年12月から開始した医療機関ネットワークに寄せられた情報では、「自宅の庭の枝を小さく切断していたところチェーンソーが横に滑り、左手を受傷した」など2011年9月末までに26件あった。このほか、2010年3月末日で終了した危害情報システムの病院情報によると、2005〜2009年度の5年間で347件の危害情報が寄せられていた。

 電動工具による受傷は、カッターや包丁のような刃物による受傷に比べ重傷になるものもあり、指の切断や内臓損傷などの情報もあった。また、電動工具が身近になったことで高齢者や初心者が被害に遭う事例もあった。そこで、今まで電動工具に接していなかった消費者やこれから使おうと思っている消費者の事故の未然防止を図るために、具体的な事例を基に電動工具の使用時の注意を情報提供することとした。


再現テスト及び表示の確認

 PIO-NETや医療機関ネットワークに寄せられた事例を基に、事故の起こり得るシーンの再現テストを行った。

  1. (1)電動のこぎり、チェーンソーを使って切断した際、電動工具や材料が跳ね上がったりすることがあった。
  2. (2)軍手など表面が繊維状の手袋や、指の先端部などにだぶつく部分が多く見られる手袋を着用して電動工具を使うと、巻き込まれたり、引っ張られることがあった。
  3. (3)電動工具を連続使用した後は、刃や本体が熱くなっていることがあった。
  4. (4)ディスクグラインダーを用途と違う使い方をすると、工具を保持するのが困難になったり材料が跳ね飛ばされたりすることがあり、非常に危険であった。
  5. (5)すべての取扱説明書に保護具の必要性や使い方の注意事項の記載があったが、危険性を示す工夫には差があった。


消費者へのアドバイス

  1. (1)電動工具を使用する際は、工具の使用に潜んでいる危険を理解し、正しく使用する。特に初めて使用する際は、十分注意する。
  2. (2)用途が違う使用は絶対にしない。
  3. (3)取扱説明書に記載されている適切な保護具は必ず装着する。また、工具に巻き込まれないよう服装に注意し、軍手は着用しない。


業界への要望

 使用者が使い方や危険性をより理解できるよう、動画を使うなど、一層の啓発活動を要望する。



要望先

  • 一般社団法人日本電機工業会
  • 社団法人日本DIY協会


情報提供先

  • 消費者庁 消費者政策課
  • 消費者委員会事務局


動画

※大きな音がします。視聴に際して、ご注意ください。




本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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