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[2011年11月10日:公表]

車輪を固定するハブボルトが折損し走行不能となった自動車(相談解決のためのテストから No.9)

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文(PDF)」をご覧下さい。

消費生活センター等の依頼に基づいて実施した商品テスト結果をご紹介します。

 約2カ月前にスタッドレスタイヤへ交換したが、高速道路を走行中にハブボルト(車輪を車軸に取り付けているボルト)が折損して走行不能になったという相談がありました。

 この車両の車輪は、1輪あたり5本のハブボルトで車軸に取り付けられていました。ハブボルトが折損したのは4輪のうち右前輪のみで、5本中4本が折損していました。

 車軸には車輪とずれて擦れ合った痕があり、ハブボルトが入る車輪の穴の内側にはハブボルトに何度も衝突した痕があったことから、ハブボルトが折損する前に、車輪を取り付けるネジが緩んでいたことが考えられました。

 折損した4本のハブボルトについて破断面を観察したところ、繰り返しの荷重によって少しずつ亀裂が進行して折損したことがわかりました。

 参考のテスト車両を用意し、車輪を取り付けるネジを緩めてテストコースを走行し続けたところ、次第にネジの緩みが大きくなり車輪ががたつき、ハブボルトが入る車輪の穴の内側にはハブボルトに何度も衝突した痕が生じていました。

 以上のことから、ハブボルトが折れた原因として、車輪を取り付けるときのネジの締め付け方が不十分であったことが考えられました。

 この車両のタイヤをスタッドレスタイヤへ交換した自動車用品店はテスト結果を受け入れて、自動車の修理費用やレッカー費用等を負担することで和解しました。また、今後のタイヤ交換作業の見直しなどの対策をすることになりました。


本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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