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[2011年9月8日:公表]

前輪の支えの一部が外れ走行不能となった自動車(相談解決のためのテストから No.5)

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文(PDF)」をご覧下さい。

消費生活センター等の依頼に基づいて実施した商品テスト結果をご紹介します。

 走行中にタイヤの支えが外れ危険であったとの相談が消費生活センターに入り、原因を調べました。苦情品は、平成10年式の軽自動車で、左前輪が正しい位置からずれており、この原因は左前輪のロアアームとステアリングナックル(車軸支持部)をつなぐボールジョイントが脱落したことにより、前輪が支えの一部を失ったためでした。

 ボールジョイントが脱落した原因は、ボールジョイントの内部に水分等が侵入したことでグリスの潤滑性が失われ、ボールスタッドのボール部がさびて摩耗し、ケースから脱落したことによるものでした。なお、ゴムブーツの口が摩耗して隙間が生じており、この部分から水分等が侵入したと考えられました。

 ロアアームのボールジョイントは前輪を支える重要な部分で、脱落した場合、操舵や制動に重大な問題が生じるおそれがあります。同様な事例は、国土交通省の自動車不具合情報に毎年複数車種にわたって見られ、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)にも寄せられています。

 ボールジョイントのガタツキは、法定点検の点検項目となっており、この車のメーカーは、代理店や整備事業者向けの技術情報(サービスマニュアル)等を作成し啓発を行ってきていました。国民生活センターは今回のような事故を未然に防ぐために、ユーザーに対しても点検・整備を促すような何らかの対策を実施するよう要望したところ、ホームページにユーザー向けのロアアームボールジョイントの点検・整備の啓発情報を掲載することになりました。

 長期使用の車ほど摩耗や劣化が考えられますので、事故の未然防止のためには、法令で定められている定期点検整備をしっかり受けることが重要です。



本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

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