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[2011年3月28日:更新]
[2011年3月17日:公表]

園芸用品の使い方に注意!−除草剤や殺虫剤、肥料や用土などの事故事例に着目して−

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文(PDF)」をご覧下さい。

 危害情報システム(注1)にはここ11年で139件(注2)の事例が寄せられている。内容は、呼吸困難や体調不良、湿疹がでた、誤飲などである。なお、誤飲の事例は乳幼児に目立つ。他方、使用者本人でなく周辺住民などからの苦情相談も目立つ。

 そこで、園芸用品のうち、除草剤や殺虫剤、肥料や用土などにより体調不良となったり誤飲したような事故に着目し、被害の未然防止・拡大防止のため、消費者への注意喚起等を目的に情報提供する。

  1. (注1)商品やサービス等により生命や身体に危害を受けたり(危害情報)、そのおそれがあった情報(危険情報)を、消費生活センター及び全国の危害情報収集協力病院(20病院)からオンラインで収集・分析し、消費者被害の未然防止・拡大防止に役立てることを目的として作られたシステム。協力病院が危害情報を収集する病院情報は、2010年3月31日で終了した。
  2. (注2)2000年4月1日以降2011年2月28日までの登録分(病院情報は2010年3月31日までのもの)であり、件数については、本調査のために事例を精査したものである。

主な事例

【事例1】隣の空き地に除草剤がまかれた夜から、呼吸困難・手足のしびれ・頭痛の症状が6時間以上続いた。
【事例2】庭の芝生に化学肥料をまいたところ、その臭いで呼吸困難や頭痛になった。
【事例3】栄養ドリンクと間違えて、植木用の殺虫剤を誤って飲んでしまい入院した。
【事例4】植木の活力剤を誤飲した。



問題点

  • 誤飲事例の39件中33件が3歳以下で、その7割は1歳以下である。主に、表示等の確認が困難な乳幼児での事故であった。事例にもあるように、「庭で除草剤を飲んでしまった」、「植木の活力剤」などがあった。
  • 事故防止には適切な使用・管理が前提となる。使用方法や使用量などを守らないと、使用者のみならず、近隣へ飛散して他人に迷惑を及ぼす危険性がある。
  • 危害は発生していないものの、製品の表示の不十分さなどへの不満に関する相談もあった。また、市販されている植物活性剤の中には、誤飲防止のマークなどの注意表示がある製品と無い製品や、誤飲した際の対処法の記載が無い製品もあった。


消費者へのアドバイス

購入・使用について

  • 自分が使用する目的や分量にあわせた製品を選ぶ。除草剤や殺虫剤などを選ぶ際は、飛散しにくいタイプのものを使用する。
  • 使用に際しては、まず製品本体の注意表示をよく読み、用法用量を守ってその時に使いきれる分の量に調整する。
  • 除草剤や殺虫剤などについては、ゴーグル・マスク・手袋などを身に付けて、肌に触れないようにする。肥料などでも、かぶれてしまう場合があるので、手袋などでの防護を心がける。
  • 風が強い日の散布は避けるなど天候を考慮し、使用前には近隣へ一声をかける等の配慮をする。
  • 植物活性剤などによる誤飲事故は多いので、特に室内で使用する場合など、子どもが誤って口にしないように注意する。口にした場合は、速やかに医師の診察を受ける。
  • 体調の異変を感じたら、製品の使用を中止してただちに医師の診察を受ける。受診の際には、製品を持参するなど、できるだけ製品の成分や使用状況などを把握しておく。
  • 「農薬の使用や散布」に関し、環境省と農林水産省からはリーフレット(注3)などで注意喚起されているので、参考にする。
  1. (注3)「農薬飛散による被害の発生を防ぐために」[PDF形式](農林水産省)

保管・廃棄について

  • 涼しく直射日光の当たらない場所に保管する。ふたをしっかりと閉め、子どもの手の届かない場所に保管する。また、食品と間違えて口に入れるような事故を防ぐために、他の容器への移し替えは避ける。
  • 購入したものは使い切ることが基本であるが、処分する際は、製品の注意表示に従って処分する。処分方法が分からない場合は、メーカーなどに問い合わせてから行う。


情報提供先

  • 消費者庁 政策調整課
  • 農林水産省 消費・安全局 農産安全管理課 農薬対策室
  • 環境省 水・大気環境局 土壌環境課 農薬環境管理室
  • 厚生労働省 医薬食品局 審査管理課 化学物質安全対策室
  • 特例社団法人日本家庭園芸普及協会
  • 農薬工業会
  • 日本家庭肥料・用土協議会
  • 全国農薬協同組合



本件連絡先 相談部危害情報室
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。

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