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[2010年10月29日:公表]

ワールド・リソースコミュニケーションの自社社債に関する消費者トラブルの現状について

 消費者庁は、2010年10月29日、自社社債を販売するワールド・リソースコミュニケーション株式会社(旧社名、アフリカントラスト、アフリカンパートナー)に関し、消費者安全法に基づき消費者被害の発生又は拡大防止に係る情報を提供し、注意喚起(注1)を行った。

 また、同日付で金融庁からも同社に対し、金融商品取引法に係る「企業内容等開示ガイドライン」に基づく警告書(注2)を発出した。

 当該事業者について、国民生活センターでは2010年3月17日に「商号変更後・会社解散後も旧社名で社債を発行する業者」として事業者名を含む注意喚起を行ったところである。

 しかし、その後も依然として同社に関する相談が寄せられており、2010年10月28日現在、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)では相談件数が合計1022件、総支払金額は判明しているだけでも39億円を超えている。そこで、3月の公表以降の同社における社債トラブルの現状についてお知らせする。

  1. (注1)消費者庁ホームページ「ワールド・リソースコミュニケーション株式会社の発行する社債を巡る消費者事故等に係る情報提供及び注意喚起」(PDF)参照
  2. (注2)金融庁ホームページ「無届けで募集を行っている者に対する警告書の発出について」参照

業者情報(2010年10月28日現在)

会社名:ワールド・リソースコミュニケーション株式会社
住所:東京都港区西新橋3-23-11 御成門小田急ビル9F
代表取締役:豊福 勝
会社設立日:2008年6月17日
資本金:4億800万円



被害金額

 PIO-NETに登録された、同社(旧社名を含む)に関する1022件の相談のうち、社債の購入金額が確認できたものは737件であった。その金額の内訳(図)を見ると、「100万円以下」が265件(約36%)と最も多い。次いで「100万円超〜500万円以下」の259件(約35%)と続くが、「1,000万円超」支払ってしまった相談も100件(約14%)寄せられている。また、支払金額の総額は39億円を超える。

支払い金額の内訳を表す図



主な相談事例

【大株主になるために社債を追加購入】
 以前よりこの業者の社債を購入していたが、最近になって「社債を買い増しして大株主にならないか、高額な配当もつく」と勧誘があり、社債を購入した。その後「この金額では大株主にはなれない」とさらに追加購入を迫られ、以前の契約を含めて2,000万円の契約をした。大株主になったら生涯にわたって毎年3,500万円の配当があると言われたが、怪しいので解約したい。(2010年7月受付)
【年金の代わりになると勧誘され契約】
 電話勧誘で「配当が良い、年金の代わりになる」などと自社社債を勧められ、預金などを解約して総額2,500万円の契約をした。今まで配当金を受け取っていたので信用していたが、この業者についてのテレビの報道番組を見て不安になった。返金して欲しい。(2010年8月受付)
【毎月入金される社債の利払いがなくなった】
 2009年7月、海外の支援を行っているという、この業者からパンフレットが届いた。その後、儲かるから買わないかと電話があり、株式が2010年5月に上場するので価値が上がると勧誘され、社債を2,000万円購入した。しかし上場にはならず、最近になり社債の利払いが入らなくなった。(2010年10月受付)



本件連絡先 相談部
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。


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