[本文へ] 消費生活・消費者問題に関する事例や対処方法を紹介しています。

現在の位置 : トップページ > 注目情報 > 発表情報 > 今月の商品テスト実施状況(2010年4月分)

[2010年6月9日:公表]

今月の商品テスト実施状況(2010年4月分)

 2010(平成22)年4月の商品テストは、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に寄せられた苦情相談等の中から、製品事故や品質・表示などの問題による消費者被害の発生や拡大を防止するために5件実施した。これらの中で「風呂に入れるだけでラドン・ラジウム温泉になるとうたった商品」については、資料を作成し消費者に広く情報提供を行った。

 商品テストの累計実施件数は5件となった。


商品テスト実施状況

商品テスト実施件数
(( )内は実施件数のうち消費生活センター等の依頼による件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
商品テスト実施件数 0 (0) 2 (2) 0 (0) 0 (0) 3 (2) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 5 (4)
当月までの累計件数 0 (0) 2 (2) 0 (0) 0 (0) 3 (2) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 5 (4)

テスト結果の概要

商品名:風呂に入れるだけでラドン・ラジウム温泉になるとうたった商品(報道発表)

経緯及びテスト依頼内容

家庭の浴槽の湯に鉱石やセラミック製のボール等を浸漬することによってラドン温泉やラジウム温泉になる等とうたって販売されている商品が見受けられる。商品を使用することによって風呂水にどの程度のラドンやラジウムが含まれるようになるのか等を調べた。

テスト結果の概要

商品は温泉の定義から外れるもので、使用した風呂水のラドン・ラジウム濃度も温泉法の基準には大きく及ばないものであった。実使用を想定して商品から受ける外部被ばく線量を調べたところ、1日1時間・1年間直近で使用したとしても、ほぼ問題のないレベルであった。また、疾病の治療効果をうたった広告・表示も見受けられたため改善が必要であった。

商品名:電気マット

経緯及びテスト依頼内容

電気マットを布団の中に入れたままでいたら、布団が燃え、ベッドが焦げた。危険なので原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情同型品は温度制御されておらず、配線加工に不十分な部位がみられ、苦情品には電気痕がみられたことから、布団の中で異常に高温になって電源線の絶縁不良を起こしたり、芯線が半断線状態になるなどして異常発熱・短絡して発火したものと推測される。

商品名:電気こたつ

経緯及びテスト依頼内容

2〜3カ月前に購入した組み立て式電気こたつの脚が外れ、テーブルに置いていた鍋がひっくり返り、やけどを負った。電気こたつの脚が外れた原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情同型品によるテスト結果から、脚を固定するボルトを付属の工具でしっかり固定すれば直ぐに脚が外れることはないと考えられた。脚の固定が不十分なため生じたと思われる脚受け金具部分の塗装の剥がれが、苦情品にも見られたことから、脚が外れた原因は、ボルトの締め付けが十分でないまま使っていたために、ボルトの緩みが進行したためと推察される。

商品名:除光液

経緯及びテスト依頼内容

ジェルネイルを剥がすために、除光液を浸したコットンで爪を包みアルミホイルで覆っていたところ、やけどを負った。除光液がジェルネイル等と反応して発熱することがないか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品には、コットンに浸して爪に載せてアルミホイルで指の周囲を巻くという、アセトン配合の除光液に一般的ではない使用方法が表示されていたものの、危害発生状況の再現テストを行ったところにやけどに至るような発熱は観察されず、また、文献調査を行ったところ除光液やアセトンによる化学熱傷の事例は確認できなかった。以上より、本件の危害発生の原因は不明であった。

商品名:部屋用除菌剤

経緯及びテスト依頼内容

蓋を開けると塩素系の刺激臭が部屋中に充満した。発生する塩素等の濃度が身体等に問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情同型品からは二酸化塩素及び塩素が多く発生しており、このいずれもが粘膜刺激作用を持ち、濃度が高くなると呼吸困難や気管支炎等の健康影響があるとされている。使用条件によって二酸化塩素の空気中濃度は、米国産業衛生専門家会議(ACGIH)作業環境基準の管理濃度と同等かそれ以上となるおそれがあり、使用には注意が必要であった。



発表情報トップページへ

ページトップへ