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[2010年5月12日:公表]

今月の商品テスト実施状況(2010年3月分)

 2010年3月の商品テストは、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に寄せられた苦情相談等の中から、製品事故や品質・表示などの問題による消費者被害の発生や拡大を防止するために14件実施した。これらの中で「子どもが使用することのあるアクセサリーに関する調査結果 −カドミウム、鉛の溶出について−」「乗用車用フロアマットのアクセルペダル等への影響に関する調査結果」については、資料を作成し消費者に広く情報提供を行った。

 商品テストの累計実施件数は97件となった。


商品テスト実施状況

商品テスト実施件数
(( )内は実施件数のうち消費生活センター等の依頼による件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
商品テスト実施件数 0 (0) 4 (4) 0 (0) 2 (1) 0 (0) 1 (1) 5 (4) 2 (2) 14 (12)
当月までの累計件数 2 (2) 33 (30) 0 (0) 7 (5) 17 (13) 16 (14) 20 (15) 2 (2) 97 (81)

テスト結果の概要

商品名:子どもが使用することのあるアクセサリーに関する調査結果(報道発表)

経緯及びテスト依頼内容

消費者庁から輸入品の子どもが身につける可能性のある金属部分を含むアクセサリーについて、カドミウムの溶出量に関する調査依頼があったためテストを実施した。さらに、鉛についても併せて調べることとした。

テスト結果の概要

カドミウムの溶出は、調べた中では国際標準化機構の玩具規格を超えるものはなかった。鉛の溶出については、食品衛生法の金属製アクセサリー玩具の方法で調べたところ、法令違反ではないが、9銘柄で一定量(90μg/g)を超える溶出が認められた。

商品名:乗用車用フロアマットのアクセルペダル等への影響に関する調査結果(報道発表)

経緯及びテスト依頼内容

消費者庁からフロアマットがアクセルペダル等にどのように干渉するのか、干渉した場合の危険性についての調査依頼があったためテストを実施した。

テスト結果の概要

純正マットは全て固定できる構造になっている。固定して使用する場合はアクセルペダルへの干渉は認められなかった。固定していない純正マットや市販マットがずれた場合には、アクセルペダルがマットに干渉することがあった。

商品名:電子レンジ

経緯及びテスト依頼内容

電子レンジで冷凍の鶏肉を解凍したところ、電子レンジ内部が発火し、慌ててコンセントを抜いた。発火した原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品が発火した原因は、経年使用によって電波の出口カバー付近に付着した食品カスや油分などが加熱されて異常発熱して発火・発煙し、焼損に至った可能性が考えられた。また発火・発煙後に、苦情品の庫内が空の状態で再度動作させたことによって電波の出口カバー周辺部の焼損が拡大したものと考えられる。

商品名:片手鍋

経緯及びテスト依頼内容

片手鍋の取っ手が折れて、熱湯がかかりやけどした。取っ手が折れた原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

取っ手の破断部周辺や遮熱板の内部に膨らみや炭化等がみられたことから、長年の使用過程で鍋底からはみ出すような大きめの炎で使用することがあったため、樹脂が劣化し破断したものと考えられる。

商品名:子ども用シート

経緯及びテスト依頼内容

大人用の椅子に子ども用シートを取り付けて使用していたら、倒れてけがをした。危険なので商品に問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

大人用の椅子に子ども用シートを取り付けた状態は、椅子単体で使用するときよりも重心が高くなるため、後ろ向きに転倒しやすいことがわかった。しかし、被害者が体を少し動かした程度では後ろ向きに転倒するとは考えにくいこと、また事故状況が不明なことから転倒した原因は特定できなかった。

商品名:投込み湯沸器

経緯及びテスト依頼内容

ネット通販で投込み湯沸器を購入したが、風呂で使うには安全対策が不十分なようで、感電ややけどが心配で使用できない。商品に問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情同型品は電気用品の技術基準に適合していた。取扱説明書や本体等に安全に関する注意表示や警告表示はされているので、正しく使用すれば感電ややけどの危険性はない。しかし、製造業者や販売業者のホームページでは安全に関する表示が不十分で、購入前に正しい情報を得ることは困難であった。

商品名:乳児用ミトン

経緯及びテスト依頼内容

乳児用ミトンを購入し、4カ月の子どもの手にミトンをつけ寝かせた。翌朝、左手首のミトンが手の甲までずれあがって、ゴムのあたっていたところに水ぶくれができた。他の商品に比べてゴムの締め付けが強くないか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品の口ゴムの内周寸法は、同月齢の乳児の標準的な手首囲よりも小さく、また口ゴム部の接触圧は、参考品よりも著しく高かった。苦情品が接触圧の高い状態で同じ位置に留まった場合、皮膚に何らかの影響を与えることがあると考えられた。

商品名:簡易ガスライター

経緯及びテスト依頼内容

簡易ガスライターでお灸に火をつけていたところ、ライターの金具(風防)が外れて落ちたため、やけどを負った。ライターに問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品はSGマークを取得した商品ではなかったが、SGマーク付き商品と同等の品質を有しており、通常の使用では問題なかった。しかし、ライターを水平より下45度に傾けて使用した場合、点火後の燃焼時間が長いと風防が脱落することが確認できた。また、点火・消火の繰り返し回数が多いと熱変形がさらに進んで風防が脱落することも考えられた。

商品名:自転車

経緯及びテスト依頼内容

走行中に自転車のシートポストが折損し、転倒した。シートポストが折損した原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

サドルに何らかの大きな衝撃が加わり、前方側に微細なクラックが発生し、これを起点として日常の使用に伴い繰り返される荷重で徐々にクラックが成長して、最終的に破断に至った疲労破壊であったものと思われる。なお、当該部品の同型品は既に在庫がなく、強度試験などを行うことはできなかったため、製品に問題があったかどうかは不明である。

商品名:自転車

経緯及びテスト依頼内容

自転車で走行中に、ペダルの不具合で転倒し手を骨折した。原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

通常の走行ではペダルが折りたたまれることはないが、何らかの状況によりペダルの固定を解除する方向(クランク側)に踏まれたため折りたたまれたものと考えられる。

商品名:自動車

経緯及びテスト依頼内容

車を運転中に、運転席のシート(ヒーター内蔵)の座面が焦げてやけどした。焦げた原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

自動車に乗降する際にシート右側に繰り返し負荷が加わったために、7本の素線で構成されるヒーターエレメントが半断線状態となり、異常過熱して焦げたものと考えられる。

商品名:自動車

経緯及びテスト依頼内容

車を運転中に、臭いと発煙を感じたので停車し、運転席シートを確認したところ焦げ跡があるのを見つけ、確認時に指先にやけどを負った。着衣も焦げていた。シートが焦げた原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

自動車に乗降する際にシート右側に繰り返し負荷が加わったために、7本の素線で構成されるヒーターエレメントが半断線状態となり異常過熱し、焦げて穴が開いたものと考えられる。

商品名:漏電遮断器

経緯及びテスト依頼内容

漏電遮断器が作動したため、点検・修理を電力会社等に依頼したところ、漏電はなく、漏電遮断器の故障ではないかと言われた。漏電遮断器に問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品と苦情同型品に性能的な差異は認められず、電気用品安全法に定める漏電引き外し特性試験にも適合していた。

商品名:シングルレバー混合水栓

経緯及びテスト依頼内容

台所の蛇口から緑色の異物が出てきた。また、シングルレバー混合水栓のストレーナーにも緑色の塊を見つけた。異物が何か調べてほしい。

テスト結果の概要

異物は給湯側ホース内壁表面が劣化してはく離し、蛇口から流出した可能性があると考えられた。また、緑色を呈していたのは、ホース内壁に付着した銅が緑青となったためと推測された。異物が給湯配管への接続部付近にもみられたことから、付着した銅は苦情品より上流に由来するものと考えられた。



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