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[2010年2月3日:公表]

今月の商品テスト実施状況(2009年12月分)

 2009年12月の商品テストは、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に寄せられた苦情相談等の中から、製品事故や品質・表示などの問題による消費者被害の発生や拡大を防止するために11件実施した。これらの中で「ソフトコンタクトレンズ用消毒剤のアカントアメーバに対する消毒性能−使用実態調査も踏まえて−」については、資料を作成し消費者に広く情報提供を行った。

 商品テストの累計実施件数は72件となった。


商品テスト実施状況

商品テスト実施件数
(( )内は実施件数のうち消費生活センター等の依頼による件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
商品テスト実施件数 1 (1) 4 (4) 0 (0) 1 (1) 3 (2) 2 (2) 0 (0) 0 (0) 11 (10)
当月までの累計件数 2 (2) 27 (24) 0 (0) 4 (3) 15 (11) 11 (9) 13 (10) 0 (0) 72 (59)

テスト結果の概要

商品名:ソフトコンタクトレンズ用消毒剤のアカントアメーバに対する消毒性能(報道発表)

経緯及びテスト依頼内容

コンタクトレンズ装用による眼障害の中で近年増加しているとされるのがアカントアメーバ角膜感染症である。ソフトコンタクトレンズ用消毒剤のアカントアメーバについての消毒効果を調べるとともに、ソフトコンタクトレンズの使用実態と衛生状態の調査を行った。

テスト結果の概要

消毒効果は、MPSよりも過酸化水素タイプやポビドンヨードタイプのほうが高かったが、消毒剤の消毒効果のみでは、アカントアメーバを完全に消毒できないことが分かった。ソフトコンタクトレンズの衛生状態調査では、全体の約10%にあたる人にアカントアメーバ汚染の痕跡があった。注意点を守ってレンズケアを行っていた人は注意点を守っていなかった人に比べてアカントアメーバ汚染率、細菌検出率ともに低かった。

商品名:健康食品

経緯及びテスト依頼内容

グルコサミンを含む健康食品を食べた日に、全身にひどい湿疹が現れた。ジクロフェナクナトリウムを含有する鎮痛剤によるアレルギー反応と同様の症状であったので、同じ成分が含有されていないか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品の錠剤に鎮痛剤の有効成分ジクロフェナクナトリウムが含まれていないか調べたところ、検出されなかった。

商品名:電気炊飯ジャー

経緯及びテスト依頼内容

4年前に購入した電気炊飯ジャーの蓋を開けるボタンが熱で変形し、蓋が閉まらなくなった。原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

フックボタンの耐熱温度(熱変形開始温度)は、実際にフックボタンが受ける温度を超えており、さらに、50回の実使用テストを行ったが、フックボタンに熱変形は生じなかったことから、熱変形した原因は特定できなかった。

商品名:圧力鍋

経緯及びテスト依頼内容

1年半前に購入した圧力鍋の取っ手の樹脂が焦げているのに気付き、販売店で新しい取っ手に交換した。その後、約1カ月の間に数回使用したところ、取っ手が焦げていた。調理時は、鍋底から炎がはみ出るような使用はしていないので、問題はないか原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品に生じていた焦げは直火が当たることによって再現することが分かった。今回のテストからも分かるように、室内の照明下では炎の青火部分は見えにくくなるため、取っ手等に実際に直火が当たっていても、直火が当たっていないように見えた可能性が高い。苦情品は、ガスコンロで使用した際に取っ手等に直火が当たり、焦げが生じたものと考えられる。

商品名:エアコン

経緯及びテスト依頼内容

オゾンを利用したエアコンを購入したがにおいが強く、喉の痛みが続くので、エアコンのオゾン濃度を調べてほしい。

テスト結果の概要

エアコンから排出されるオゾン濃度に関する基準はないが、空気清浄機のJIS規格では、吹出口から5cm離れた位置のオゾン濃度の上限値を0.05ppmとしている。苦情品はこれ以下であり、さらに、部屋の中心ではオゾン濃度が上昇することはなかったことから、安全上問題のないレベルであると考えられた。なお、オゾンは非常に低い濃度(0.01ppm程度)でもにおいを感じる物質であるため、場所によっては、においを感じることがあると考えられた。

商品名:腰掛け

経緯及びテスト依頼内容

子供が普段使用していた腰掛けに乗ったら、突然転倒しけがをした。腰掛けに問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品は本体重量が軽く、座面の縁(脚と脚の間)に力が加わると、2kgの小さい荷重でも座面が傾きやすい構造であることから、被害者が座面の縁に足を掛けたため苦情品が傾き、バランスを崩して転倒したものと考えられる。

商品名:サンダル

経緯及びテスト依頼内容

塩化ビニル製の透明なサンダルを白いベランダに半日置いていたら、サンダルの底の形に変色し、こすっても落ちない。変色した原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

ベランダが変色した原因は、苦情品が透明であったことから、直射日光の紫外線がサンダルのベルト部等を透過する際、光学的作用(レンズの集光等)によって局所的に強くなったため、ベランダの表面を変色させたものと推測される。このため、サンダルに色をつけるなど、光学的な作用が生じないよう改善が望まれる。

商品名:カラーコンタクトレンズ

経緯及びテスト依頼内容

カラーコンタクトレンズを使用していたところ左目が腫れ、角膜上皮剥離との診断を受けた。カラーコンタクトレンズに問題がなかったか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情同型品の切断面を観察した結果、色素は眼に装着する面に塗布されていることが分かった。また、苦情品と苦情同型品の容器に「高度管理医療機器」という表示がされていたが承認が得られていないものであった。さらに苦情同型品を用いて細胞毒性試験を行った結果、苦情同型品には細胞毒性が認められ、装用すると眼粘膜に刺激を与えるおそれがあった。

商品名:電気かみそり

経緯及びテスト依頼内容

電気かみそりが充電中に過熱し、洗面台が溶けてしまった。過熱した原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

電気かみそり本体が過熱した原因は内蔵充電池が液漏れを起こし、漏れた電解液によって基板上の素子に短絡が生じて発熱したものと考えられる。

商品名:携帯電話

経緯及びテスト依頼内容

力を加えていないのに、携帯電話の画面にひびが入り広がった。原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

開閉試験、折りたたんだ状態の面的圧縮試験、3点曲げ試験等の条件でテストしてもひび割れは再現せず、メイン画面にひびが入った原因は、特定できなかった。

商品名:水中眼鏡

経緯及びテスト依頼内容

10歳の女児がスイミングクラブで練習中、水中眼鏡のゴムを引っ張って洗っていたところ、眼鏡が右目に当たり大けがをした。商品に問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品のゴムを引っ張った状態から片手を離したことにより、眼鏡の端部が目に当たったため、けがを負ったものと考えられる。



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