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[2010年1月20日:公表]

「無料」を強調しながらも有料期間に自動移行する宅配ビデオレンタルのトラブル
(インターネットをめぐる消費者トラブル #3)

*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文(PDF)」をご覧下さい。

 宅配ビデオレンタル(DVD、CDのレンタルを含む)に関する苦情が増加している。宅配ビデオレンタルとは、借りたいDVDやCDをインターネットで注文すると、商品が自宅に配送され、返却は郵送などの方法で行うというもの。月間に借りられる本数は契約時に定められており、延滞料金がかからないとうたうものが多く見られる。

 消費者トラブルメール箱には、特定の期間「無料」「お試し」等とうたう宅配ビデオレンタルに関して、「勝手に有料契約に自動更新された」「有料契約の前に連絡がない」「お試し期間に注文した商品が届かない。やめたいが解約してくれない」「延滞金が無料と書いてあったのに請求が来た」などの情報が寄せられている。

 また、全国の消費生活センター等に寄せられている宅配ビデオレンタルの「無料」「お試し」契約に関する相談件数を調べたところ、急増している。

 事業者のホームページには「無料」「お試し」が強調されていたが、有料期間に自動的に移行することがわかりにくく、消費者に誤解を招くと思われる表示が見受けられた。

 そこで、被害の未然防止のため、問題点を整理し、消費者に情報提供するとともに、業界に対してはトラブル防止の対策を講じるよう要望を行う。


相談件数

 PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に寄せられる宅配ビデオレンタルに関する相談は過去5年で261件あり増加傾向にある。なかでも「無料」「お試し」に関する相談件数は141件が寄せられており、急増している。特に2009年度では相談件数の大半を占めている。

PIO-NETに寄せられた
宅配ビデオレンタルに関する相談件数
相談件数のグラフ



問題点

  • 「無料」「お試し」が強調されており、自動的に有料になるとの注意が十分ではない
  • 申込む際に、契約内容を確認するための表示等がわかりにくい
  • クレジットカード情報の登録理由が明示されていない
  • レンタル品の宅配日や返却手続の完了日が予測できない
  • 利用規約以外に諸規定が散在していて契約内容が把握できない


消費者へのアドバイス

  • 何が無料やお試しなのか契約内容を確認すること
  • クレジットカードの登録はカード決済に使われることがあるので慎重に
  • 想像していたサービスでなく解約したい場合は、早く返却すること


業界への要望

  • 無料期間が過ぎると課金されることが伝わるよう表示を改めること
  • 申込みの際に契約内容を確認できる画面表示等をわかりやすくすること
  • 利用規約に集約し、正確に表示すること
  • クレジットカードの登録理由、利用目的を消費者に分かりやすいように明示すること
  • 発送や返却にかかる日数を示すこと


情報提供先

  • 消費者庁 消費者情報課 地方協力室
  • 経済産業省 商務情報政策局 文化情報関連産業課


要望先

  • 日本コンパクトディスク・ビデオレンタル商業組合



本件連絡先 相談部
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。

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