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[2009年11月4日:公表]

今月の商品テスト実施状況(2009年9月分)

 2009年9月の商品テストは、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に寄せられた苦情相談等の中から、製品事故や品質・表示などの問題による消費者被害の発生や拡大を防止するために7件実施した。

 商品テストの累計実施件数は48件となった。


商品テスト実施状況

商品テスト実施件数
(( )内は実施件数のうち消費生活センター等の依頼による件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
商品テスト実施件数 1 (1) 3 (3) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 1 (1) 2 (2) 0 (0) 7 (7)
当月までの累計件数 1 (1) 20 (17) 0 (0) 3 (2) 6 (5) 8 (6) 10 (7) 0 (0) 48 (38)

テスト結果の概要

商品名:健康食品

経緯及びテスト依頼内容

健康食品(アミノ酸サプリメント)の錠剤表面に黄色い粉状のものが付着していた。カビのようであるが、黄色い粉が何か調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品の錠剤表面に付着した異物の顕微鏡観察を行った。その結果、菌糸と胞子が確認されたことからカビであった。ボトルは密封されていたことから、流通段階での混入は考えにくく、製造段階での衛生管理に問題があったと考えられた。

商品名:アルミ製水筒

経緯及びテスト依頼内容

アルミニウム製の水筒の内側がエポキシ樹脂コーティングである。繰り返し使用するものであるため、ビスフェノールAが溶出するおそれがあるのではないか。ビスフェノールAが溶出していないか調べてほしい。

テスト結果の概要

エポキシ樹脂を使用した苦情品からのビスフェノールAの溶出濃度は、日本製罐協会のガイドライン(0.005ppm)を下回る極めて低いレベルであった。また、苦情品からのビスフェノールAの溶出は、通常使用の範囲内であれば、特に問題がない量である。

商品名:オイルヒーター

経緯及びテスト依頼内容

低温、高温の調整ができるオイルヒーターを購入し、寝室で使用していた。高温で使用し始めた頃から、のどや鼻の調子が悪くなった。オイルヒーターから化学物質が発生していないか調べてほしい。

テスト結果の概要

オイルヒーターを高温で運転させても、発生する成分は室内濃度指針値と比較して問題となる濃度ではなかったが、極めて微量ではあるもののトルエン、エチルベンゼン等の刺激性のある物質の発生が伺えた。

商品名:ふとん圧縮袋

経緯及びテスト依頼内容

ふとん圧縮袋を購入したが掃除機で吸引しても圧縮できない。圧縮できない原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品と苦情同型品でふとん圧縮の再現試験を行った。その結果、苦情同型品は圧縮状態を保つことができたが、苦情品では圧縮状態が保てなかった。そこで、気密性に関係する部分の外観調査を行った結果、ファスナーとビニールの袋部分には差異が認められなかったが、苦情品のバルブ受けには割れが見られ、ここから空気が入ってしまうため圧縮状態を保つことができないと考えられた。なお、苦情同型品でバルブを強く締め込む操作を繰り返し行ったが、割れは再現しなかった。

商品名:幼児乗り物

経緯及びテスト依頼内容

プラスチックの座面が開閉できる幼児乗り物で、1歳半の男児が座面を開けたときに右腕に切り傷を負った。座面の角が危険かどうか調べてほしい。

テスト結果の概要

テスタを用いて鋭利度の測定を行ったところ、危険な鋭い縁部とは判定されなかった。しかし、目視及び触感で調べた結果、ややとがった角やバリが見られた。幼児が使う商品であり、手で触れる機会が多い部位でもあるので、バリを処理するなど、安全に対して一層配慮されることが望ましい。

商品名:自動車用エコグッズ

経緯及びテスト依頼内容

自動車用エコグッズを購入してバッテリーに取り付けて使用していたところ、駐車中の自動車が燃えた。自動車用エコグッズが原因かどうか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品と事故車両の焼損状況から判断すると、苦情品が発火源である可能性が高いと考えられた。しかし、苦情同型品でモールド材の樹脂の燃焼試験を行ったが燃焼せず、また、特に本体端子部の焼損が激しかったことから、端子固定部を緩めて、断続的に(−)端子を基板に接触させつつ、電圧を変動させたが温度上昇はなかった。逆電流、過電圧試験も行ったが、温度は上昇せず発火原因を特定することはできなかった。

商品名:カーナビ用接続ケーブル

経緯及びテスト依頼内容

カーナビ購入と同時に、カーナビ本体とDCアダプターの間に接続すると走行中でもナビの操作等が可能になる別売りのカーナビ用接続ケーブルを取り付け使用していたところ、DCアダプターが熱くなり焦げ臭いにおいがした。カーナビ用接続ケーブルに問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

DCアダプターが高温となったのは、苦情品のケーブル(同軸ケーブル)の構造、加工の不良で、プラグの根元が短絡していたことが原因である。また、苦情品単体について加工不良が数箇所見られたことから、苦情品と同様に同軸ケーブルを使用した商品では加工不良の可能性がある。



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