[本文へ] 消費生活・消費者問題に関する事例や対処方法を紹介しています。

現在の位置 : トップページ > 注目情報 > 発表情報 > 今月の商品テスト実施状況(2009年7月分)

[2009年8月27日:公表]

今月の商品テスト実施状況(2009年7月分)

 2009(平成21)年7月の商品テストは、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に寄せられた苦情相談等の中から、製品事故や品質・表示などの問題による消費者被害の発生や拡大を防止するために7件実施した。これらの中で「睡眠時の冷却効果をうたったジェル入りマット」については、資料を作成し消費者に広く情報提供を行った。

 商品テストの累計実施件数は31件となった。


商品テスト実施状況

商品テスト実施件数
(( )内は実施件数のうち消費生活センター等の依頼による件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
商品テスト実施件数 0 (0) 6 (5) 0 (0) 0 (0) 1 (1) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 7 (6)
当月までの累計件数 0 (0) 13 (12) 0 (0) 2 (1) 5 (5) 4 (2) 7 (4) 0 (0) 31 (24)

テスト結果の概要

商品名:睡眠時の冷却効果をうたったジェル入りマット(報道発表)

経緯及びテスト依頼内容

ジェル入りマットには冷却効果が長続きすることを期待させる表示がみられることから、暑くて寝苦しい夜を想定した室内で、モニターによる評価を中心に冷却効果とその持続性を調べた。

テスト結果の概要

蒸し暑い室温30℃の環境下では、冷たく感じるのは最初の30分程度であり、長時間の効果は期待できない。冷却効果が朝まで続く旨の表示がみられるものもあったが、誤認される表示であると思われた。また、ジェル入りマットは薄さのわりに重く10kg近いものもあり、移動時などは取り扱いが楽ではない。

商品名:スチームクリーナー(スタンド式)

経緯及びテスト依頼内容

モップとして使えるスタンド式のスチームクリーナーを購入し、初めて使用したらフローリングの床が白くなった。フローリングの床が変色した原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品の水分や熱の影響でフローリングのワックスが白く変色したものと考えられた。このほか、相談者宅ではワックスの使用が不明なことからフローリング表面に塗装されるコート剤が変色した可能性もある。

商品名:片手鍋

経緯及びテスト依頼内容

マーブル模様をしたふっ素樹脂加工の片手鍋を購入し半年位使用していたところ、鍋底に白い斑点が発生し洗っても落ちなくなった。鍋底の白い斑点が何か調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品の白い斑点は、使用を重ねていくうちに、食材に由来する塩素などがふっ素樹脂塗膜のピンホール等を通って徐々に基材であるアルミニウム合金を腐食させ、析出してきた水酸化アルミニウムであると考えられた。アルミニウムは微量摂取したとしても安全上問題はないと考えられるが、塗膜には既にそのような部分が無数に存在し、今後も析出し続けることが考えられるため、使用しない方が良いと考えられた。

商品名:子供用フォーク

経緯及びテスト依頼内容

子供用のメラミン樹脂製フォークを使用していたら、フォーク中央部のくし2本が折れた。強度に問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品の破断部の観察結果から、フォーク部先端の表側から裏側に向けて力が加わり破断したと考えられる。苦情同型品は、フォーク部の強度試験結果及び、モニターテスト結果から強度に問題はみられなかった。このことから、苦情品は何らかの強い力が加わることでフォーク部が破断に至ったと考えられる。

商品名:スライサー

経緯及びテスト依頼内容

スライサーを購入した日に、きゅうりをスライスしたら指に大けがをした。構造上、問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品及び苦情同型品は、厚さ調整ダイヤルが特に回転しやすいということはなかったが、刃部手前のプレート中央のたわみが参考品に比べて3倍以上大きいことがわかった。たわみが大きいものは、スライス中にそのたわみの分だけ野菜が厚くスライスされるため、思ったよりも野菜が早く小さくなって、手指が刃に近づきやすくなり危険である。苦情品及び苦情同型品は、構造上、やや問題があると考えられる。

商品名:アルカリイオン水ができるというボトル

経緯及びテスト依頼内容

水道水がアルカリイオン水に変わるというボトルを購入した。アルカリイオン水に変わっているか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品はマグネシウムが微量溶解することにより、使用開始より最初の2回のみ水道水のpH が9.0以上に上昇したが、電気分解で生成される医療機器の「アルカリイオン水(アルカリ性電解水、pH 9.0以上)」とは異なるものであった。また、販売者用カタログ及びインターネット上の販売サイトには、医療機器と同様の効果が得られるとの表示、広告等があり、薬事法に抵触するおそれがあった。

商品名:温浴効果をうたったセラミック板

経緯及びテスト依頼内容

風呂に入れるとラドン温泉になるというセラミック板を購入した。風呂のお湯のラドン含有量を調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品を浴槽の湯に入れ、2時間放置した時の水中のラドン濃度を測定したところ、ごく微量のラドン(0.01×10-10Ci/kg)しか検出されず、温泉法の基準値と比較すると1/2,000程度であった。また、苦情品に同梱されていたパンフレットに、医療機器のような効果をうたう表現がみられ、薬事法に抵触するおそれがあった。



発表情報トップページへ

ページトップへ