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[2009年8月6日:公表]

今月の商品テスト実施状況(2009年6月分)

 2009(平成21)年6月の商品テストは、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に寄せられた苦情相談等の中から、製品事故や品質・表示などの問題による消費者被害の発生や拡大を防止するために8件実施した。これらの中で「水槽用ヒーターの空焚きによる火災に注意!」「自転車の荷台の強度」「体に良いとうたうゲルマニウム使用のブレスレット」については、資料を作成し消費者に広く情報提供を行った。

 商品テストの累計実施件数は24件となった。


商品テスト実施状況

商品テスト実施件数
(( )内は実施件数のうち消費生活センター等の依頼による件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
商品テスト実施件数 0 (0) 0 (0) 0 (0) 2 (1) 2 (2) 1 (0) 3 (2) 0 (0) 8 (5)
当月までの累計件数 0 (0) 7 (7) 0 (0) 2 (1) 4 (4) 4 (2) 7 (4) 0 (0) 24 (18)

テスト結果の概要

商品名:水槽用ヒーターの空焚きによる火災に注意!(報道発表)

経緯及びテスト依頼内容

サーモスタットが不要なオートヒーターを対象として、水槽用ヒーターが空焚き状態になった時のヒーターの温度などについて調べた。

テスト結果の概要

水槽用ヒーターが空気中に放置され空焚き状態となり、新聞などの可燃物に接すると焦げたり、条件によっては発火することがあった。また、水槽用ヒーターを空気中に出し空焚き状態にしたところ、8銘柄中7銘柄で、ヒーター部の表面温度が通電後3〜5分で400℃前後まで上昇した。なお、全銘柄に空焚き状態で使用しない旨の注意表示があった。

商品名:自転車の荷台の強度(報道発表)

経緯及びテスト依頼内容

自転車の荷台に幼児座席を取り付けて使用したとき、荷台の強度に問題が発生しないかテストするとともに、荷台の強度に関する表示内容を調べた。

テスト結果の概要

22kgのダミー人形を幼児座席に乗せ横方向の振動試験を行ったところ、積載荷重の上限が18kgである荷台の多くは破損した。JIS規格に基づき荷台の強度試験を行ったところ、ほとんどの銘柄で基準を満たしていたが、1銘柄は基準を満たしていなかった。自転車や荷台を見ただけでは、幼児座席が使用できるかわからず、積載荷重の上限もわからないものが多かった。幼児座席を取付可能としている自転車は、太いステンレス鋼を用いているか、パイプ式の構造にしているなど荷台に工夫がみられた。

商品名:体に良いとうたうゲルマニウム使用のブレスレット(報道発表)

経緯及びテスト依頼内容

高純度のゲルマニウムを使用した旨の表示があり、体に良いとイメージさせる販売価格15,000円未満のゲルマニウムブレスレットについて、ゲルマニウムの含有量の他、金属や鉛等の溶出がないか調べた。また、うたい文句に関する科学的根拠も調査した。

テスト結果の概要

高純度のゲルマニウムを使用しているという表示で、ごくわずかな量しかゲルマニウムが含まれていない銘柄が12銘柄中8銘柄あった。また、全ての銘柄に、ゲルマニウムが健康に対する何らかの効果を示す旨の表示がみられたが、科学的根拠を示す文献は確認できなかった。商品として効能・効果があると受け取れ、薬事法に抵触するおそれがあるインターネット上の広告もみられた。

商品名:杖

経緯及びテスト依頼内容

使用していた杖が折れて転倒し肋骨を骨折した。杖が折れた原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品は、事故時に大きな荷重が加わって最上位の調節穴側から引っ張り破断したものと考えられる。しかし、苦情同型品は通常の使用であれば強度に問題はなかったことから、苦情品が折れた原因は不明であった。なお、参考品を用いて、倒れた杖に横方向から荷重が加わったことを想定した試験を行ったところ、苦情品と同様の箇所で破損し、内面の傷の付き具合が似ていた。

商品名:化粧品

経緯及びテスト依頼内容

アトピー体質であるが、通信販売で購入した化粧品を使用したところ、肌が白くつやつやになった。ステロイドが含まれていないか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品(洗顔料、化粧水、クリーム)のうち、長時間肌に付着すると考えられる化粧水とクリームについて、作用が強く、これまでに検出例のある成分を中心に、ジプロピオン酸ベタメタゾン、フルオシノニド、プロピオン酸クロベタゾール、プロピオン酸ベクロメタゾン、吉草酸ベタメタゾンの5種類のステロイドが含まれていないかを調べたが、検出されなかった。

商品名:ヘアアイロン

経緯及びテスト依頼内容

プレート幅が少し広いヘアアイロンを使用していたところ、首筋をやけどした。使い始めて何度かやけどしている。危険なので調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品及び苦情同型品はプレートが本体側面まで露出しているため、肌に触れやすかった。また、本体側面の温度(185〜200℃)が参考品3銘柄の本体側面の温度(48〜85℃)よりも、100℃以上高温となったことから、苦情品はやけどの危険性が高い商品と考えられる。

商品名:軽自動車

経緯及びテスト依頼内容

「電子カードキー」を持っているとドアのロックが自動的に行われる車で、「電子カードキー」を置いたまま車外に出たらロックされてしまい、ドアが開けられなくなった。ロックされた原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

ドアがロックされた原因は電子カードキーの電池切れによるものと考えられた。取扱説明書を読んでも、電池の消耗の程度を確認する方法がないことから、電池が切れかけた状態で車内に電子カードキーを置き忘れると、ドアが施錠され今回の事例のようにキーが車内に閉じ込められる可能性があることが確認された。なお、現在販売されているマイナーチェンジされた車のカタログには、「電子カードキーを携帯していれば、ドアハンドルやバックドアのスイッチを押すだけでドアの施錠と開錠が可能。」とあり、キーフリーシステムが変更されていた。

商品名:ベビーカー

経緯及びテスト依頼内容

2歳児の子供をベビーカーに乗せて、車道から歩道に上がろうとしたときに、右側のフレームが折れた。危険なので折れた原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

ハンドルフレームが折れた原因は、使用過程においてハンドルフレームの穴周辺に繰り返しの力が加わったため前側の穴を起点とし疲労破壊したものと推定された。今回のような疲労破壊を防止するためには、応力が集中しやすくなる穴を設けない構造に変更することが望ましい。



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