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[2009年6月4日:公表]

今月の商品テスト実施状況(2009年4月分)

 2009(平成21)年4月の商品テストは、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に寄せられた苦情相談等の中から、製品事故や品質・表示などの問題による消費者被害の発生や拡大を防止するために9件実施した。これらの中で「犬用リードの強度」「公道走行できるという四輪バギーの安全性」については、資料を作成し消費者に広く情報提供を行った。

 商品テストの累計実施件数は9件となった。


商品テスト実施状況

商品テスト実施件数
(( )内は実施件数のうち消費生活センター等の依頼による件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
商品テスト実施件数 0 (0) 4 (4) 0 (0) 0 (0) 1 (1) 2 (1) 2 (1) 0 (0) 9 (7)
当月までの累計件数 0 (0) 4 (4) 0 (0) 0 (0) 1 (1) 2 (1) 2 (1) 0 (0) 9 (7)

テスト結果の概要

商品名:犬用リードの強度(報道発表)

経緯及びテスト依頼内容

様々なリードについて、強度を調べるとともに強度に関連する表示の内容を調べた。

テスト結果の概要

ロープ又はナスカンが破断するまでの最大荷重は銘柄間で差があり、犬の適用体重が同じものでも破断するまでの最大荷重にはばらつきがあった。取扱説明書等に記載されている強度に関連する表示内容は銘柄間で違いがあり、ほつれなどがあった場合には使用を中止する旨が表示されていない銘柄もあった。

商品名:公道走行できるという四輪バギーの安全性(報道発表)

経緯及びテスト依頼内容

公道走行できることがうたわれた四輪バギーをインターネットで購入し、商品受け取り時の状態、保安基準への適合、品質などを調査した。

テスト結果の概要

保安基準に適合しない内容が全銘柄にあり、また小回りが滑らかにできないため、速度が速い状態で左右に曲がると車体が外側に倒れてしまう危険性があった。灯火類の性能や仕様が不十分なものや、車両が小さすぎて安全な乗車姿勢をとれない、上り坂で発進する時に前輪が浮き上がりやすい、発進できないなどの銘柄もあった。一部が未完成の状態で販売・配送されたものの中には一人で組み立てるのが難しいと思われるものがあり、組立説明書が添付されていない銘柄があった。

商品名:卓上型IHクッキングヒーター

経緯及びテスト依頼内容

卓上型IHクッキングヒーターで浅鍋を利用して焼肉等の料理をしていたところ、トッププレートに亀裂が入り、破片が散乱した。トッププレートに亀裂が入った原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品の外観調査及び、苦情同型品の打撃による破壊試験結果から、苦情品の破損はトッププレートへの打撃によるものとは考えにくい。実際に事故時と同じ調理を行ったり、空だき運転による急加熱試験等を行ったがトッププレートに破損は再現されず、原因の特定はできなかった。なお、苦情同型品については、電気用品安全法に定められているトッププレートの強度に問題はなかった。

商品名:フライパンのふた

経緯及びテスト依頼内容

フライパンに付属したガラス製のふたが、調理中に突然大きな音とともにふたのつまみが上に飛び、ガラスが粉々に飛び散った。フライパンのふたの品質に問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

ふたは表示どおり強化ガラスで、熱衝撃試験(温度差120℃)を行ったところ、ひび及び割れは生じなかった。つまみを取り付ける部品である座金や座板の一部に変形や欠け、つまみの取り付け穴の一部に傷がみられたものもあったが、繰り返し使用テストではガラスが割れることはなかった。従って、苦情同型品については、ふたの品質に問題は認められなかった。

商品名:スライサー

経緯及びテスト依頼内容

初めて使用したスライサーできゅうりをスライスしていたら、右手人差し指を怪我した。構造上問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品及び苦情同型品のスライス部の隙間は参考品に比べて特に大きいということはなかった。また、参考品に比べて大きくたわむことはなかった。きゅうりを使ったモニターテストでは問題があるという結果ではなかった。以上、スライス部の構造調査やモニターテストの結果から、苦情品は危険な構造とはいえない。

商品名:ゴム手袋

経緯及びテスト依頼内容

天然ゴム手袋を使用してシャンプーを泡立てたところ、手袋が変色し、異臭で吐き気や頭痛等がおきた。異臭及び変色した原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

同型品のゴム手袋に苦情品(シャンプー)を塗布し、モニターテストを実施した結果、ラベンダー等の香料のにおいがするものの異臭はしなかった。しかし、ゴム手袋は、薄いグリーンから茶褐色に変色した。苦情品(シャンプー)の残量が極めて少量で、同型品が販売されていないことから、詳細な原因究明までは至らなかった。

商品名:デンタルフロス

経緯及びテスト依頼内容

デンタルフロスを使用した後に苦味と舌にしびれを感じたので、デンタルフロスからの溶出物を調べてほしい。

テスト結果の概要

食品衛生法の「合成樹脂製の器具又は容器包装の規格基準」に準じて溶出試験を行ったところ、規格基準に適合していた。また、モニターにより、苦情品の味、口内の刺激等を調べたところ、苦味、刺激を感じたと回答したモニターはいなかった。

商品名:ペットフード

経緯及びテスト依頼内容

初めて購入したペットフードを猫に与えたところ嘔吐を繰り返し、翌日に死んだ。商品に問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

事故品を入手できなかったので、事故品と同時に購入した同型品及びロットを異にする同型品について調べた結果、一般生菌数や大腸菌群等による汚染は問題がなかった。黄色ブドウ球菌エンテロトキシンも検出されなかった。また、ヒスタミンが検出されたが、微量であり、影響は少ないと考えられた。

商品名:自動車用ハンドルカバー

経緯及びテスト依頼内容

購入した自動車のハンドルに取り付けて使用するカバーのにおいが半年経っても抜けず、長く乗っていると頭が重くなる。においの原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品からはチアゾール系ゴム用加硫促進剤に由来する成分やゴム用老化防止剤のモノマー及びその不純物に由来する成分等、7成分が検出されたことから、苦情品から発生するにおいはカバーの内側に使われているゴムに由来しているものと考えられた。発生した成分は特に有害性は報告されていないが、半年近く使用した後でも、楽に感知できる程のゴム臭があり、換気の良くない車室内で使用するには好ましくない商品であると考えられた。



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