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[2009年5月14日:公表]

今月の商品テスト実施状況(2009年3月分)

 2009年3月の商品テストは、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に寄せられた苦情相談等の中から、製品事故や品質・表示などの問題による消費者被害の発生や拡大を防止するために5件実施した。

 商品テストの累計実施件数は80件となった。


商品テスト実施状況

商品テスト実施件数
(( )内は実施件数のうち消費生活センター等の依頼による件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
商品テスト実施件数 1 (1) 2 (2) 0 (0) 0 (0) 2 (2) 0 (0) 0 (0) 0 (0) 5 (5)
当月までの累計件数 6 (3) 37 (31) 1 (1) 5 (4) 11 (10) 11 (10) 8 (5) 1 (0) 80 (64)

テスト結果の概要

商品名:健康食品

経緯及びテスト依頼内容

ヒアルロン酸を主成分とする健康食品を食しているが、最近購入したものは色や香りが薄かった。動植物由来の原料を使用しているので多少差があるといわれたが、ヒアルロン酸が含有されているか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品には苦情同型品の1.6倍のヒアルロン酸が含有されていた。また、苦情品と苦情同型品では錠剤の色調やヒアルロン酸、ビタミンB1、B6、B12の含有量にかなりのばらつきがあり、問題があると考えられる。

商品名:片手鍋

経緯及びテスト依頼内容

1カ月前に購入した片手鍋を、主に離乳食を作るために使用していたところ、使用を続けているうちに、鍋の内側に白いこけのようなざらざらした付着物が点々と目立つようになった。白い付着物が何か調べてほしい。

テスト結果の概要

白い付着物は、ふっ素樹脂塗膜のクラックやピンホールにより基材のアルミニウムが腐食したもので、その主成分は水酸化アルミニウムであると考えられた。アルミニウムは微量摂取したとしても安全上問題はないと考えられるが、鍋内側の塗膜全体にクラックやピンホールが発生していることから、苦情品は使用しないほうが良いと考えられた。

商品名:電動ミシン

経緯及びテスト依頼内容

スラックスのウエストを縮めようと電動ミシンで縫製中、右手で布押さえのレバーを上げようとしたら、急に針固定部分が持ち上がり、針止めネジと本体との間に右手親指先端を挟まれた。自分では抜けず救急車を呼んで外してもらった。商品に問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

スタート・ストップボタンが「スタート」の位置にないと、苦情品が作動することはないことが分かった。事故時には異常動作音が確認されていたことから、今回の事故は何らかの原因でスタート・ストップボタンが「スタート」の位置まで押し込まれ、苦情品が作動し、針止めネジと本体との間に指が挟まったと考えられる。なお、擬似指が挟まった状態で作動を停止して「はずみ車」を回すと、擬似指は容易に外れたが、このような時の対処法は取扱説明書には記載がなかった。苦情品本体には、構造や作動などに異常が認められず問題なかった。

商品名:理美容器具

経緯及びテスト依頼内容

低周波を当てて顔とボディーをトリートメントするという商品を購入し初めて使用したところ、顔面が炎症のために赤くはれてしまい、激痛が生じるようになった。原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品は導電グローブ(手袋)から低周波の電流を流す理美容器具であるが、温度測定、出力電力測定、pH測定からは皮膚の炎症の原因となるような結果は得られなかった。グローブの素材の一部に銅が使われており、人によっては金属アレルギーを引き起こす可能性がある。

商品名:オゾン発生器

経緯及びテスト依頼内容

飲料水を浄化する高額なオゾン発生器を購入し使用していた。本当にオゾンが発生しているか、また発生した場合、安全性に問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品のオゾン噴出口から排出される気体のオゾン濃度は、約35ppmであり、締め切った狭い部屋で長時間使用するなどにより、生体へ悪影響を及ぼす濃度になる可能性がある。相談者は苦情品を水道水の浄化のために用いていたとのことであったので、表示どおりの条件で水中にオゾンを注入したところ、水中のオゾン濃度は、0.01 mg/L未満であった。オゾン注入直後に水を飲んでも安全性に問題はないと考えられる。



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