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[2009年4月9日:公表]

ホクロ取りでの危害−エステや自己処理でやけどや傷−

 PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に、エステや自己処理のホクロ取りで、皮膚が陥没したりやけどの状態になってしまったとの相談が寄せられている。

 ホクロは、深さやタイプにより簡単に取れるものと取れないもの、取れてもかえってあとが残るものなどがある。エステでのホクロ取り施術は医師法違反となる場合がある。また、ホクロ取りを素人判断で安易に行うことは非常に危険である。

 被害の未然防止・拡大防止のためにホクロ取りの危害について情報提供する。


相談事例

【事例1】
 娘がエステで1ヶ所1回1000円のレーザーによるホクロ取り施術を3回受けた。弱い照射の施術なので皮膚へのダメージは少ないとの説明であったし、安価なので気軽に受けたが、ホクロ以外の部分がやけどのようになってしまった。

(事故発生年月:2008年1月 20歳代 女性 静岡県)

【事例2】
 ネットでホクロ取りクリームを見つけ、個人輸入代行業者から入手した。クリームをつけた部分がケロイド状のやけどとなりいまだに治らない。苦情を言うと、体質や個人差であり治らないだろうとのこと。皮膚科で治療を受けているが完全には消えないかもと言われた。

(相談年月:2008年8月 20歳代 女性 愛知県)



危害事例にみられるホクロ取りの問題点

  • エステで行われているホクロを取る施術は、手法によっては医師法違反となる場合がある
  • ホクロ取りクリームは日本国内では販売されていない。個人輸入で購入した場合は、トラブルが生じても解約や損害賠償の交渉が難しい


消費者へのアドバイス

  • ホクロを取りたいと思ったら専門医で行う
  • ホクロ取りクリーム類や民間療法的な自己処理は危険
  • エステの施術等で危害を受けたら相談窓口等に情報提供をする


事業者への要望

 レーザーや薬剤、針でホクロを取る行為や、ホクロに限らず皮膚を焼いたりはがしたり、針を刺すという行為は医師法に抵触するおそれがある。医師の資格を有していない者が、皮膚に傷をつける可能性のあるホクロ取りの施術を行わないこと。

 また、ホクロを自分で取ることも危険である。個人輸入代行業者をはじめとした事業者は、クリーム類や民間療法的な方法で簡単に取れるというような広告をしないこと。



行政への要望

 医師の資格を有していない者が、医行為にあたるおそれのあるホクロ取りの施術を行っている例が見られるので、そのような情報を把握した際には適切に対処し、必要な指導を行うよう要望する。

 医薬品や化粧品等の個人輸入や、個人輸入代行業については、ホクロ取りクリーム類を含めて、引き続き注意を呼びかけるよう要望する。



要望先

厚生労働省 医政局 医事課
厚生労働省 医薬食品局 監視指導・麻薬対策課
日本エステティック振興協議会
一般社団法人日本全身美容協会



情報提供先

内閣府 国民生活局 総務課 国民生活情報室
警察庁 総務課 広報室
経済産業省 商務情報政策局 サービス産業課
経済産業省 商務流通グループ 製品安全課
社団法人日本皮膚科学会
社団法人日本形成外科学会
特定非営利活動法人日本レーザー医学会
日本美容皮膚科学会
日本美容外科学会(JSAS)
日本美容外科学会(JSAPS)




本件連絡先 相談部危害情報室
ご相談は、お住まいの自治体の消費生活センター等にお問い合わせください。

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