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[2008年9月4日:公表]

今月の商品テスト実施状況(2008年7月分)

 2008(平成20)年7月の商品テストは、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に寄せられた苦情相談等の中から、製品事故や品質・表示などの問題による消費者被害の発生や拡大を防止するために10件実施した。これらの中で「乗用車の視界−プライバシーガラスの視認性とAピラーの死角を中心に−」と「注意!!−薬事法違反となるステロイド含有の化粧品クリーム−」については、資料を作成し消費者に広く情報提供を行った。

 商品テストの累計実施件数は34件となった。


商品テスト実施状況

商品テスト実施件数
(( )内は実施件数のうち消費生活センター等の依頼による件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
商品テスト実施件数 0 (0) 4 (4) 0 (0) 2 (2) 2 (1) 0 (0) 2 (1) 0 (0) 10 (8)
当月までの累計件数 0 (0) 17 (17) 0 (0) 3 (3) 4 (3) 6 (5) 3 (2) 1 (0) 34 (30)

テスト結果の概要

商品名:乗用車の視界−プライバシーガラスの視認性とAピラーの死角を中心に−(記者公表)

経緯及びテスト依頼内容

プライバシーガラスの光の透過率やガラスを通した対象物の見えやすさ(視認性)に問題がないか調べた。また、Aピラー等によって生じる死角の測定やモニターテストも合わせて実施した。

テスト結果の概要

ガラスの色の濃さについてモニターテストを行なった結果、夜間でもガラスの色が薄ければ、ある程度対象物を確認できたが、色の濃いガラスになると、多くの人が確認することが困難になった。Aピラーの死角を測定した結果、三角窓が大きい銘柄では視界が確保されていた。また、車両と対象物との距離が離れるほどAピラーの死角は大きくなり、大人も隠れる場合があった。さらに、視認性についてモニターテストを行なった結果、車種に関係なく過半数の人が右側のAピラーによる死角を気にしていることが分かった。

商品名:注意!!−薬事法違反となるステロイド含有の化粧品クリーム− (記者公表)

経緯及びテスト依頼内容

ステロイド不使用の化粧品クリームに関して即効性があり、ステロイドのリバウンドと同じ症状になったという相談が寄せられたため、ステロイドが含まれていないか調べた。

テスト結果の概要

9種類のステロイドを調べた結果、医薬品成分のプロピオン酸クロベタゾールが検出された。このことから、当該商品は無承認無許可医薬品に該当し、薬事法に違反すると考えられる。

商品名:ワインクーラー

経緯及びテスト依頼内容

ワインクーラーから発煙し焦げ臭いにおいがした。発煙した原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品は庫内の温度が30℃にまで達したほか、温度制御装置がある背面の広範囲で温度が高くなり、電子基板が加熱されたような臭いを発した。各部の温度計測の結果や電動ファンのモーターの観察結果から、モーターの不具合により発熱部の排熱が不良となって内部に蓄熱し、やがて庫内まで温度が上昇したものと判断された。通電を続けた場合は各部の温度が更に上昇するものと考えられた。

商品名:包丁

経緯及びテスト依頼内容

昨年、ギフトブックで選んだ包丁セットの三徳包丁が折れた。このため、同じセットで交換してもらったが、今度は、同セットのぺティナイフが同じところで折れた。1年のうちに2本の包丁が同じところで折れたのは、商品に問題があったのではないか、調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品は折れた柄の金属部が非常に硬い材質で、繰り返し荷重に対する強度が小さいこと、また、リベット穴の形状が円形で苦情同型品の楕円形と異なり応力が集中しやすい構造のため、短期間の繰り返し荷重に耐えられず疲労破断したと考えられる。

商品名:掛けふとん

経緯及びテスト依頼内容

購入した羽毛掛けふとんに「ポーリッシュホワイトグース 水鳥羽毛100%」とあった。その詰物に使用されている水鳥の種類や、ダウン割合、かさ高性が正しいかどうか調べてほしい。

テスト結果の概要

組成混合率については、家表法に違反しているおそれのものがあった。かさ高性については、業界自主基準があるが、原材料の羽毛についてのものであり、製品の基準ではないことから、表示が適正かどうか判断できなかった。鳥種(グース・ダック)は、業界自主基準を外れたものがあった。

商品名:炉付きテーブル

経緯及びテスト依頼内容

オール電化の1DKマンション自室で炉付きテーブルを使った女性(65歳)が、使用後、間欠型一酸化炭素中毒で意識不明の状態である。一酸化炭素中毒の危険性について調べてほしい。

テスト結果の概要

換気をせず、閉めきった部屋で「木炭」800gを2時間燃焼させると、一酸化炭素濃度が「30分で致死」となる1600ppmまで上昇することがあり、きわめて危険であった。

商品名:婦人用パジャマ

経緯及びテスト依頼内容

新品で一日着用したところ、翌日右肩・腹部に湿疹がでた。婦人用パジャマのホルムアルデヒドを調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品及び同型品(新品)のホルムアルデヒドの含有量を測定した結果、9個所全ての部位において測定器の検出限界未満で、確認できなかった。

商品名:靴下

経緯及びテスト依頼内容

子供用の靴下を、1歳の女児に履かせたら、足がかぶれた。靴下のホルムアルデヒドを調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品及び同型品(新品)のホルムアルデヒドの含有量を測定した結果、3個所全ての部位において測定器の検出限界未満で、確認できなかった。

商品名:マスク

経緯及びテスト依頼内容

不織布のマスクを4時間ほど使用していたら、毛玉を吸い込んでしまい気分が悪くなった。商品に問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品と参考品3銘柄の繊維の脱落のしやすさをセロテープ法で調べた結果、参考品に比べ苦情品は、より繊維が脱落しやすく毛羽立ちやすいほか、ほつれた短い繊維が絡みやすいなど毛玉ができやすいものであった。

商品名:車内用灰皿

経緯及びテスト依頼内容

1〜2年前にドリンクホルダーに置く車内用灰皿を購入し使用していた。車内でたばこを吸って火を消したつもりで蓋を閉めたが、翌日灰皿の側面が溶けて穴が開いていた。火災となる可能性もあるので商品に問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情同型品に火の点いたたばこを入れた場合、蓋が完全に閉まっていれば火が消えることが確認された。また、蓋が開いた状態では内部の吸殻に延焼し、本体が変形することが確認された。使用者が消したつもりでも火が残っていることもあり、本体に穴が開くほどになると拡大被害の可能性もある。



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