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[2008年8月7日:公表]

今月の商品テスト実施状況(2008年6月分)

 2008(平成20)年6月の商品テストは、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に寄せられた苦情相談等の中から、製品事故や品質・表示などの問題による消費者被害の発生や拡大を防止するために8件実施した。これらの中で「消火用布の安全性」ついては、資料を作成し消費者に広く情報提供を行った。

 商品テストの累計実施件数は24件となった。


商品テスト実施状況

商品テスト実施件数
(( )内は実施件数のうち消費生活センター等の依頼による件数)
商品分類 食料品 住居品 光熱水品 被服品 保健衛生品 教養娯楽品 車両・乗り物 土地・建物・設備
商品テスト実施件数 0 (0) 3 (3) 0 (0) 1 (1) 1 (1) 2 (2) 1 (1) 0 (0) 8 (8)
当月までの累計件数 0 (0) 13 (13) 0 (0) 1 (1) 2 (2) 6 (5) 1 (1) 1 (0) 24 (22)

テスト結果の概要

消火用布の安全性〜ごく初期の天ぷら鍋火災を消火できないことも〜(記者公表)

経緯及びテスト依頼内容

「初期の天ぷら火災に使用できる旨の表示がある消火用布があるが、実際に消火できるか心配である。消火できる性能があるか調べてほしい」との依頼があり、テストを実施した。

テスト結果の概要

消火用布での消火の練習を繰り返し行った職員が消火を行っても、再び火がつくことがあった。また、消火の際にやけどなどの二次災害の危険があることや、確実に消火できる火災の規模や方法などについて具体的に表示されていなかった。

商品名:調理器具セット

経緯及びテスト依頼内容

購入した調理器具セットの中のお玉で調理した物を食べると消毒のような異臭がする。においの原因を調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品のお玉は、お湯につける等加熱することで、溶剤系のにおいを発した。分析の結果、においをはっきり認識できる成分としては、トルエン及びスチレンであった。トルエンやスチレンは有機溶剤系の不快なにおいを有する物質として知られており、加熱により不快なにおいを発生することは、食品に使用する樹脂製の製品としては問題があると思われる。食品衛生法に基づく溶出試験では、ナイロン製品の規格の数値を下回っており、調理等の際に溶出する成分は少ないと考えられた。

商品名:椅子兼用の折りたたみ式踏み台

経緯及びテスト依頼内容

台所で椅子兼用の折りたたみ式踏み台に乗ったところ、折りたたまれて落下し怪我をした。商品に問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品は、一段目の踏ざんの手前端部に足を乗せた状態で、上わくをつかんで手前に引き寄せるような動作を行った場合や、一段目の踏ざんの手前端部に斜め方向から荷重を加えるテストを実施した場合、踏み台が折りたたまれる方向に動くことが判明した。このことから、踏ざん端部に足を掛けた状態でバランスを崩し上わくをつかむ、踏ざん手前端部に斜め方向から足を掛けるなど日常の使用で予見される動作に対し、苦情品の構造は折りたたまれやすいといえる。

商品名:紳士靴

経緯及びテスト依頼内容

紺色と茶色の色違いの紳士靴を2足購入し、1週間ぐらい履いていたところ、足がかぶれた。かぶれの原因が靴にないか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品は、人工皮革製の靴であることから、動物性の皮革のなめし剤に含まれる金属クロムや動物性の皮革に対するアレルギーの可能性は極めて低いと考えられる。さらに、酸やアルカリなどの刺激性の強い物質も検出されなかったことから、これらによる皮膚障害であった可能性は低いと考えられる。一方、苦情品からは、靴の製造に使用される染料や接着剤に由来する揮発性の化学物質や、人工皮革の製造に使用され汗等で溶出する化学物質が検出された。これらはアレルギーの原因となり得る。

商品名:超音波美顔器

経緯及びテスト依頼内容

購入した超音波美顔器が動かなくなったので交換してもらったが、交換品は5回目ぐらいの使用で、肌に当たる部分と本体が熱くなった。やけどの危険がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

正常に動作・充電される苦情同型品と異なり、苦情品は電池が消耗すると液晶画面が固まってボタンを押しても反応しないことや、この状態で充電すると温度が上昇することから、単品不良と考えられる。なお、苦情品が充電時に40〜50℃程度まで上昇したとしても電気用品安全法の温度限度55℃以下であった。

商品名:エアロバイク

経緯及びテスト依頼内容

太ももを鍛えるために組み立て式のエアロバイクを購入したが、組み立ては大変で、一番軽い負荷に調整してもペダルが重くてこぐことができなかった。商品に問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

ペダルをこぐ時の負荷を一番軽く調整して、こぎ出しに必要な力を測定した結果、苦情品は参考品に比べて8倍以上大きかった。またモニターテストでは、「重すぎてこぐことはできなかった」という人がいた。

商品名:電気ショック玩具

経緯及びテスト依頼内容

携帯音楽プレーヤーと思って購入した商品が、電気ショックを発生して人をびっくりさせる玩具だった。安全性に問題がないか調べてほしい。

テスト結果の概要

苦情品は乾電池の電圧をコイルを使って高くし、使用者が苦情品の裏側のプレートに触れながら表側の押しボタンを押すことにより電気ショックを受ける仕組みになっていた。両指間に流れる電流は約2〜11mAと推定され、一瞬痛みやしびれを感じビックリする程度と考えられた。苦情品は使用対象者の注意書きが英語のため分かりにくいことから、使用部位に傷がある人や心臓疾患などを抱える人、あるいは子供やお年寄りが間違って使用しないよう注意が必要であった。また、苦情品は玩具であることが明確に記載されておらず、取扱説明書や日本語の注意喚起がなく、電気ショックを受けることが認識できないものであった。

商品名:普通自動車

経緯及びテスト依頼内容

1年半前に購入した普通自動車で、融雪路を走行中に、エンジン室に水が入ったため急にエンストして走行できなくなった。どうして水が入ったのか調べてほしい。

テスト結果の概要

今回の調査では、エアインテークの開口部付近のインナーフェンダ上面に水が伝って乾いた跡があった。雨(水)の場合はエアインテークの開口部の部品を乗り越えて大量に中に入る可能性は少ないと思われたが、仮にシャーベット状の雪などがインナーフェンダの上面まで達することがあれば、エアインテークの開口部の部品を乗り越えて大量に中に入る可能性がある。



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